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2025年2月度【トライオートレポート】

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2月の振り返り

2月は日本の長期金利が上昇を続け2009年以来となる1.4%台へ突入し、日銀の追加利上げ観測が高まっています。一方で米国の長期金利は低下が続き、米ドル/円は150円を割る円高ドル安相場となりました。関税政策による輸入品の値上がりで、再び物価上昇することが米国の景気後退懸念の材料となり、金利が低下しました。しかしながらトランプ大統領の関税発言が為替相場には大きなボラティリティをもたらすひと月となりました。2月のトライオートのリピート取引ではどの通貨ペアが収益を獲得することができたのでしょうか。

2月の1万通貨あたり収益ランキング

収益額の上位5位をドルストレートが独占

こちらは自動売買取引によるお客様の収益額※を取引量で割り、1万通貨あたりの収益額をランキング形式に集計したものです。

1月に続き2月もトランプ発言で高ボラティリティとなったドルストレート(米ドル絡みの通貨ペア)の収益額が増加し、上位5位をドルストレートが独占しました。トランプ政権下で、再び注目される物価指数や労働市場に加え、先行き不透明な貿易政策の行方など、3月も材料に富んだボラティリティの高いドル相場が予想されます。
※収益額は期間中の収益合計でロスカット執行および手動決済の損失を除く。

2月の移動距離(日足,pips)と高低差

円高ドル安相場もクロス円はレンジ相場に

トライオートでは、レンジ相場で上下に値動きを繰り返す通貨ペアを選ぶことで評価損を抑えながら、利益を積み上げていく運用が期待できます。「ポイント」は当月の「移動距離※」を「高低差(高値-安値)」で割ったもので、高いほどレンジ戦略が機能した通貨ペアといえます。

3月は長期金利の上昇による円買いと米国の景気後退懸念によるドル売りで、円高ドル安相場となりましたが、クロス円は比較的安定した推移でレンジ相場となりました。2月はレンジとなったものの、日銀の追加利上げや急速に膨らんだ円買いの巻き戻し(円売り)発生など、不確実性の高い円相場の急変動に注意を向けながら運用することが重要です。
※移動距離=(高値-始値)+(高値-安値)+(終値-安値)

3月の予定と注目通貨ペア

3月の予定と注目通貨ペア

2月は再び米国のインフレが高まり、景気後退懸念からドルが売られましたが、3月19日には米国FOMCが予定されています。予想は金利据え置きとなっていますが、トランプ大統領の貿易政策がFRBの利下げペースにどのような影響をもたらすのか市場の注目が集まっています。

過去6か月の移動距離推移順位

トライオートでは、3月から豪ドル/カナダドル、NZドル/カナダドル、ノルウェー/スウェーデンを新たにリリースしました。レポート執筆中の3月第1週時点で、さっそく多くのお客様に運用いただいており、その中でもノルウェー/スウェーデンは最も人気の通貨ペアとなっています。グラフは三大陸と新リリースの計6通貨ペアで集計した月間の移動距離※ランキングとなっており、ボラティリティの高い通貨ペアほど上位へ推移します。トランプ発言により昨今ボラティリティが高く、収益額が増加している米ドル/カナダドルが昨年末から順位を上げてきており、2月は1位に推移しています。同じくカナダドル絡みのNZドル/カナダドルは2位、豪ドル/カナダドルは3位に推移しており新通貨ペアの収益獲得にも期待が高まる相場環境となっています。

※移動距離=(高値-始値)+(高値-安値)+(終値-安値)