
インヴァスト証券スタッフです!
今回は、投資家でブロガーでもある、のがたか様に記事を寄稿頂きました。
自動売買運用の参考になる記事となっておりますので、是非最後までご覧くださいませ!
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はじめまして!「30代運用男子!!」というブログを運営しているのがたかと申します。
今回は私が運用していたトライオートFXがコロナ相場でどうなったか?や、その対策を説明させていただければと思います。
トライオートFXの運用を始めて約2年が経過しています。
結論から言うと、これまでは着実に利益を積み重ねていましたが、コロナ相場でロスカットをしてしまいました…。
ロスカットの理由は、「レンジを狭くしすぎて想定外の値動きに対応できなかった」ことです。
ロスカットの理由を深掘りするとともに、今後の運用の対策を考えます。
今回のロスカットを反面教師として参考にしていただければ幸いです。
1.コロナ相場で起きたことまとめ
これまで運用していた概要です。
※ビルダー機能をつかって2019年8月から運用。
• 運用資金:50万円
• 運用通貨ペア:EUR/AUD(ユーロ/豪ドル)
• 想定レンジ:1.57ドル〜1.66ドル

• 推奨証拠金:311,780円
• 必要証拠金:240,000円
※2019年8月運用開始当時
• 売買:売
• レンジ幅:900pips
• 本数:50本
• 数量:1000
• スタート価格:1.57
• 利確幅:34.7pips
• カウンター:34.7pips
以上の設定で運用していました。

出所:のがたか氏
運用当初のシミュレーション結果は最大ドローダウンも抑えられていて悪くない設定でした。

出所:のがたか氏
ここ1年間のEUR/AUDは設定したレンジの値動きでしたが、コロナ相場による高値で1.97ドルをつける暴騰。
私の運用していた設定ではロスカットとなってしまいました…。
コロナ相場以前に、安値を切り上げてる値動きでしたのでポジション整理を考えていましたが間に合いませんでした。
ここからは今回ロスカットになってしまった原因と対策を考えていきます。
1-1.ロスカットの原因
今回のロスカットを振り返ると、原因はふたつ。
• レンジを狭くしすぎた
• 狭いレンジで運用しているものの損切りやセーフティ機能をしていなかった
根本的な原因として利益を狙いに行った結果、運用しているレンジを狭くしすぎたことが挙げられます。
特に私は、始めに投資方針を決めたら中期〜長期的に運用設定をいじらない運用方針のため利益を狙ってレンジを狭くしたことは悪手でした。
このような運用方針の場合はレンジを広く取り、じっくり長期的に運用していくのが王道と考えています。
さらに、レンジを狭くして運用していたにも関わらず、損切りなどの対策をしていなかったことがあげられます。
自分でコントロールできないならレンジを狭くしすぎては不測の事態に対応ができません。
短期的に利益を取りたい場合は、以下で紹介する損切りやセーフティ機能を活用して損失を最小限に抑える必要があると思います。
トライオートFXを運用していく中で一番避けなければいけないことは、強制ロスカットです。(実際に経験しましたが…)
トライオートFXのロスカット率は有効比率が100%を下回った場合に発動されます。
強制ロスカットされると多くの損失を被ってしまいます…。
そうならないためにも、以下の対策でできるだけ回避したいです。
• 想定レンジを狭めすぎない
• トラップ本数を多くし過ぎない
• 証拠金維持率が下がってきたときに追加入金できる余剰資金の準備
もし価格が大きく動いて有効比率が低下してしまった時に、強制ロスカットを回避する為に余剰資金を準備しておいた方がいいと思っています。
追加入金をすることで有効比率を回復させることができます。
なので、余剰資金を準備しておくためにも最初から自分の資金をMAXで運用する場合は注意が必要です。
2.ロスカット対策
損失を拡大させないためにできることをまとめました。
損失拡大を回避する為には以下が大切です。
• 損切りをする
• セーフティ設定
特に狭いレンジで運用している場合はぜひ活用を検討して欲しいと思っています。
2-1.損切りをする
場合によっては自ら損切りすることで損失を最小限に抑えることも有効です。
一度損切りを行って再度改めて運用を始めてもいいですね。
2-2.セーフティ設定

セーフティ設定は、「損切り」設定ではなく、決済完了後、次の新規注文を発注しないようにする設定です。
トライオートFX自動売買セレクトのプログラムは基本的に損切りが設定されていませんが、自分で損切りを設定することも可能です。
加えて、ビルダーでプログラムを作成する際にも損切り設定をすることが可能な為、セーフティー設定を活用することがおすすめです。
これをすることによって、難しい相場のときに無駄に損をする可能性を下げることができます。
トライオートFXをプラスで終わりたいときにも有効です。
2-2-1.最大損失許容額
自動売買注文の決済による「累計損益」が設定した損失額を超えた場合に稼働停止
例:最大損失許容額「5万円」と設定
利食いと損切りの合計が、-5万円以上になったら稼働停止
2-2-2.最大ドローダウン
自動売買注文の決済による「過去の最大累積利益からの最大下落幅」が設定した値を超えた場合に稼働停止します。
例:最大ドローダウン・「1万円」と設定
利食いの頂点で2万円の利益が出て、その後1万円のドローダウン(損切り)が行われると稼働停止
2-2-3.上限価格・下限価格
自動売買注文の決済時点の価格が、設定した価格を超えていた場合に稼働停止します。
例:ドル円で上限価格・「120円」と設定
価格が上昇して120円以上になったら稼働停止
2-2-4.最大連敗数
自動売買注文が損切りした場合、損切り回数が設定した回数以上の場合に稼働停止します。
例:最大連敗数・「5」と設定
5連続で損切りされたら新規注文停止
以上の対策をしてトライオートFXで損失を出さないように運用していきたいですね!
3.トライオートFXのメリット・デメリット
私が運用していて感じたトライオートFXのメリット・デメリットをまとめました。
ぜひ参考にしてください。
3-1.メリット
①業界最狭水準のスプレッド
トライオートFXの大きなメリットが、「スプレッドの狭さ」です。
スプレッドは狭ければ狭いほど利益が増える可能性が高くなるのです。
トライオートFXは業界最狭水準のスプレッドを提供しています。
スプレッドは原則固定(例外あり)されていて安心感もありますね。
②面倒な設定は不要の自動売買セレクト

出所:のがたか氏
自動売買セレクトとは、すでに設定されている自動売買プログラムを選ぶだけで運用ができるサービスです。
自動売買セレクトを使うことで、
• 過去の成績
• 必要証拠金(推奨証拠金)
などが視覚的にも見やすくシミュレーションできるツールです。
さらに、トライオートETFとポートフォリオを組むことが可能で、その場合のシミュレーションもできます。
③ビルダー機能でオリジナル設定がつくれる

ビルダー機能は、トライオートFX、トライオートETFどちらにも対応していて、実際に設定をつくり、バックテスト(シミュレーション)をすることが可能です。
過去の一定期間運用した場合、どれくらいの確定利益・含み損益になり、最大ドローダウンはどれくらいか、を簡単にシミュレーション可能です。
PCはもちろん、スマホアプリでもつくれます。
手数料やスワップも考量されているので、実際の運用に即したシミュレーションになりますね。

出所:のがたか氏
3-2.デメリット
●含み損を抱えた運用
トライオートFXはレンジ相場を追う + 買い下がり(売り下がり)が基本。
その性質上、常に含み損を抱えた運用になってしまいますが、例えば買いポジションの含み損の場合であれば、価格が上昇すれば利益に繋がる可能性もあります。
ただ、想定したレンジを抜けると利益がまったく出ない期間になってしまうので、証拠金を多く持ち想定レンジを広げるという工夫も必要です。
トライオートFXをおすすめする人
メリット・デメリットや特徴をまとめましたが、そこから見えるトライオートFXがおすすめな方は、
• 「レバレッジをかけて効率的に利益を目指したい」
• 「リスク管理も理解しているし実際にできる」
• 「FXを初めてみたいけど裁量はうまくできるかわからない」
こんな方におすすめできるサービスです。
ブログ:30代運用男子!!
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