
先週は、英国のEU離脱の影響がじわじわとでてきてリスク回避ムードとなりました。
また、金曜日の米雇用統計で予想外の好結果となり、今後のアメリカ利上げ関連情報がますます相場に影響を与えると思われます。
先週から引き続き、テラスユニットとしては、短期的なトレンドが週単位で発生するという前提の下、
短い周期を得意とするトレンドフォロータイプのストラテジーをメインとします。
「piranha AUDJPY」を新たに投入し、「piranha AUDUSD」「piranaha USDJPY」と併せてpiranhaとしては3つ同時稼動とします。
分散投資の観点からは同じタイプのストラテジーをユニット内に組み込むことはリスクに繋がりますが、
今回は短期的な相場の乱高下を狙うため、特化した戦略を持つpiranhaの同時稼動に踏み切ります。
3ストラテジーの同時稼動を長期的には行う予定はないので、数週間程度と考えています。
piranaha3ストラテジーの2016年の決済ベースの損益曲線(pips)
同じタイプのストラテジーですが、2016年のトレード履歴を見ると相互補完されている期間も多いことが分かります(上グラフの赤網掛け部分)。
piranhaは「早い損切り」と「逆張りによる仕掛け」が特徴なので、似た相場であったとしても通貨ペアが異なれば仕掛けタイミング、損切りタイミングが異なってきます。その為、トレード自体にも差が生まれます。
3通貨ペア揃って「同タイミングでマイナス」は1回のみ(上グラフの黒枠部分)で、その他のときでは2通貨ペアでマイナスでも残りの1通貨ペアがプラスというように損失を軽減することができています。
またpiranhaは損小利大ステータスは付いていないものの、損切り-100~-150pipsに対して最大利益は+250pipsと「損失は小さく、利益は大きく」をベースに設計されています。
その為、今後相場が動くタイミングで3通貨ペアのうち1つもしくは2つが大きな利益を上げてくれれば、残りの通貨ペアが損切りとなったとしてもトータルでプラスになるという狙いです。
英国国民投票前後のトレンドでのトレードがまさにその狙いのトレードです。
投票前から持っていた「買い」2ポジションが大きく利益を上げる。約+420pips
投票前から持っていた「買い」2ポジションが損切りとなる。約-330pips
投票前から持っていた「買い」2ポジションが大きな利益を上げる。約+490pips
7月後半にはFOMCや日銀決定会合があり、相場が大きく動くことが予想されます。Piranha3ストラテジー同時稼動は、まず7月後半のイベントを狙いその結果次第で8月以降の運用を検討したいと思います。
以下は、最新のユニット表です。