
先週は、17日の米FOMCでは動きましたが、全体的にドル円、ユーロドルともに振幅相場でした。円は一時下落しましたが依然として高値圏にあり、下げトレンドが今週も継続すれば、「piranha USDJPY」と「Cloud NINE GBPJPY」ともに過去最高利益更新となりそうです。
この二つのストラテジーの特徴としては、仕掛けるタイミングは「逆張り」であるという点です。今の流れとは逆へ進むこと狙ってエントリーをするため、レンジ相場での仕掛けとしては非常にマッチしています。
たとえば、「piranha USDJPY」の先週トレードは、
「買い」、「売り」ともに、ストラテジーの特徴どおりに逆張りでの仕掛けをしています。
先週1週間で+65Pipsと微増ですが、あと+30Pipsで過去最高利益更新となる状態に位置しています。
エントリーは逆張りですが、その後に相場が大きく動いてくれることで利益を上げるため、幅の小さなレンジでは微増・微減を繰り返し、レンジから大きく放たれトレンドが形成されるときに大きく利益をあげるタイプです。
このような特徴を持ったストラテジーは、最近のような指標・要人発表等があると動く相場、レンジ→トレンド→レンジという相場に向いているでしょう。
ロスカットが-100Pips程度という点もレンジ→トレンドへの対応力を高めています。
続いて、「Cloud NINE GBPJPY」の先週トレードを見てみます。
「piranha USDJPY」に比べると逆張り感が弱いですが、少し長めの期間で見ると、上図のようにトレンドの反転・発生ポイントを狙って仕掛けていることが分かります。
先週は決済のトレードはなく、現在(執筆時点)今までの買い判断から一変して売りのポジションを持っています。このトレードが+121Pips以上の利食いとなれば、4度目の過去最高利益更新となります。
非常にポンドが強く、クロス円通貨ペアの中では異色の長期トレンド相場をポンド円は形成していますが、短期的に見るとレンジ相場にもなっています。
「レンジ相場では勝てる」というストラテジーや「トレンド相場では勝てる」というストラテジーよりは、その両相場で強弱を付けながら運用できるストラテジーが今、非常に重要だと感じています。
そのひとつの手法は、「逆張り」エントリーによる「トレンドフォロー」のストラテジーです。レンジでは大きく負けず、トレンドが出たときに大きく勝つ。損小利大。そして、損切りラインが浅いということも重要になってきます。
piranhaとCloudNINEはその傾向が強く見られるストラテジーであり、今の環境に適しています。テストを含めたテラス提供ストラテジーの中でも月間リターンの分散が小さいストラテジーとしてラインナップされてくるので、数字上からみても最近の相場にマッチしていると言えます。
コツコツ系ストラテジーの代表「Future_Prediction_FX EURCHF」
先週は+18Pipsの微増となった「Future_Prediction_FX EURCHF」ですが、チャートを見てもレンジ相場は継続しており、運用は継続していきたいと思います。
5月以降成績が横ばいとなってきており、それまでの好調さが弱まっています。必ず勝つわけではないので100Pips前後のマイナストレードを行いますが、それ以外のときに10~20Pipsの利益をコツコツと上げます。それが最近コツコツ取れる期間が短いため、マイナストレードと相殺して横ばいとなっています。
回復の兆しの見えてきた「Genius_Theta EURUSD」
先々週から現在まで8連勝で+491Pipsと好調さを取り戻してきています。
トレンド判断が非常に重要で、今その判断はEURUSDと非常にマッチしています。弱みである反転期も、まさに先週の買いから売りへのスイッチはうまく機能しています。
このまま下落トレンドに向いてくれればよいのですが、好調なアメリカに対してギリシャ懸念を抱えるユーロの関係からはどうなるのか見えない状況です。現在設定している運用開始から-1000pipsの撤退ラインまではぐっとこらえて運用継続したいと思います。
≪今週停止するストラテジー≫
・「Future_Prediction_FX(GBPUSD)」
コツコツタイプにもかかわらず6月のGBPUSD相場は強い上昇相場であり、運用開始から-1000Pipsを超えたので当初設定した撤退ルールにより停止とします。
現在のテラスユニットは以下になります。