
現在テラスユニットにも組み込んでいる7通貨ペア対応の「Toyotomi」が今回、その全ての通貨ペアで
稼動開始以来の成績がプラスとなりました。
稼動開始は2013年7月7日ですので既に1年と7ヶ月(19ヶ月間)の運用成績となります。
弊社テラスが提供しているストラテジーは、稼動を開始してからは、売買ルール(プログラム)を変更すること
はありません。また、開発者は2013年の7月よりも数ヶ月前に開発を完了しているので、2年程前に開発された
ストラテジーが現在も利益を伸ばし続けていると言えます。
ストラテジーの名称「Toyotomi」は、読んで字のごとく豊臣(トヨトミ)秀吉をイメージし、日本円の通貨ペア
(クロス円)を制覇したいというコンセプトからつけたそうです(開発者談)。
今まさに世界の中央銀行がそれぞれの施策を打ち出し、各通貨のバランスが大きく変わろうとしている中、
Toyotomiは今後も利益を伸ばしていけるのか注目したいです。
Toyotomiのトレード特徴は過去の記事で何度かご紹介していきていますが、基本的にトレンドフォローで
仕掛けながらも1ポジションだけ反対売買を仕掛けるといった巧妙な仕掛けを行います。
最近のToyotomi GBPJPYのトレードはポンド円に動きがないことからも微増微減のトレードや
損切りトレードとなっています。
損切りは-160Pips程度と早めの撤退の設計の為、ボラティリティが低い相場では伸び悩むのはしょうがないこと
でしょう。GBPJPYが大きく動くことに期待しつつ、運用は継続です。
「Toyotomi GBPJPY」で、利益を倍増させるための手法として、2月2日からスタートした半自動売買
「エクストラトレード」をどう使うべきか検証してみます。
エクストラトレードのイメージはこちら(下図)になります。
ストラテジーが持つポジションと同じ方向に自分でポジションを追加することができる機能です(何度でも
追加可能)。
例えば、以下は、Toyotomi GBPJPYが持つポジションが-10pipsのときにエクストラトレードをした場合の
成績グラフです(通常ストラテジーの1ポジションあたり1回のみエクストラトレードをした場合の想定です。
実際のエクストラトレードは1ポジションあたり何回でも実施できます)。
単純に、設定取引単位を2倍にするよりも、利益が増え、トレードの効率が良くなったと言えます。
では、
どのようなタイミングでエクストラトレードを行うのがToyotomi GBPJPYにとってよいのでしょうか?
Toyotomi GBPJPYが仕掛けたポジションの含み損益が-20Pips~+40Pipsまでの間だと、通常の
トレードよりも1回あたりの実現損益が大きかったことが分かります。
Toyotomiは平均すると1トレードあたり24Pipsの利益を上げてきたストラテジーです。
10k(1万通貨)を設定取引額にしていれば、1トレードあたり2,400円の利益だと考えるとイメージしやすい
でしょう。例えば、ストラテジーが持ったポジションが+10Pipのタイミングで、エクストラトレードを
したら、1トレードあたり3,200円のプラスと効率が良くなっています。
必ずしも将来も同じ利益になるとは言えませんが、既に19ヶ月の運用を経ているのでこの傾向は今後も継続する
可能性は高いと言えそうです。
1月にユニットに組み込んだばかりのMAX USDJPYですが、今回最大ドローダウンを更新してしまったので、
あえなく運用停止とします。
1月19日からスタートし、今までのトレードで-500Pips程度のマイナスですが、現時点(1/9)で+600Pips程度の
含み益があるので、相殺すればプラスです。ですが、最大ドローダウン更新は絶対の停止ルールとして実行し、
来週以降、再稼動について検討していきたいと思います。
先週、稼動開始したCloud NINEのGBPJPYとEURJPYはまだ大きな動きはありません。
GBPJPYのCloud NINEは非常に損益曲線が綺麗で、直近半年のポンド円の乱高下相場(黒田バズーカ2の
時期も含む)をプラスでトレードしてきています。
以下のストラテジーロジックの説明からもリスク軽減の処置が施されており損切りラインも-130Pips未満と
他のストラテジーよりも浅いと言えます。
≪ストラテジー説明≫
30分足を利用して半日の価格変動の向きを検知するロジックで、最終エントリー時のフィルターとして直前の
値動き幅を利用。通常のトレンド転換予想として利用する手法とは逆で値動きが大きいときほど投資をしない
というフィルターを組み込んでいる。
Cloud NINE EURJPYは年末年始前後のユーロ安時期には伸び悩んでしますが、GBPJPYと基本は同じ
アプローチで攻めていくストラテジーです。
今週も運用継続で見守りたいと思います。
今週停止のストラテジー
・MAX USDJPY
最大ドローダウンを更新したため、運用を停止します。
以下は、最新のテラスユニットです。