
相場、チャート形状によって、成績がハッキリ分かれるストラテジーというものを先日も
3月7日の記事 上昇するポンド円相場で来週も好調では!?MultiAgentポンド円
https://www.invast.jp/blogs/g7-2/
「トレンド発生タイミングでは成績好調、他方で値動きが少ないと不調に陥るといった好不調がハッキリ分かるストラテジー」
の記事でご紹介しましたが、そもそも、ストラテジーを使ったトレードは、過去のデータの検証から今後も利益獲得が見込めるロジックを見つけ、そのロジックを実装したストラテジーに任せっ放しにするものだという意見がシステムトレードの本来の姿と言われます。
ただ、運用対象の商品(通貨ペア、個別株、先物、コモディティ)の相場の動きが、検証時の過去とがらりと変わった場合は、そのストラテジーは、利益を上げる成績を上昇させることは出来なくなります。
沢山の数のストラテジーを使用して利益損失の合計をプラスに持ち込む運用アプローチをとるのであれば稼働しっ放しはありですが、多くても数本程度のストラテジーを使用する場合、好調なストラテジーを見分けて使用するアプローチが正解だと思います。
さて、本日も好不調が明確に分かり現在好調なストラテジーをご紹介したいと思います。
それは、HyperSwingユーロポンドです。
HyperSwingユーロポンド6ヶ月実績
過去6ヶ月実績を見ますと、週足のロウソクチャートが0.7から0.8付近まで継続して上昇する2015年12月以降は着々と利益確定決済を繰り返しました。
勝率は77.94%に上昇し平均利益75.33pips、平均損失110.42pipsを記録しています。
この好調は、HyperSwingユーロポンドのロジックがトレンド追随型の順張りで、押し目買い、戻り売りのタイミングを狙ってエントリーするものであるからです。
この上昇相場で押し目を狙ってエントリー、含み益を抱えロジックが判定する決済ポイントに到達したら利益確定決済を繰り返したことで生じたものです。
他方、このようなトレンドが発生する相場以外はどうであったかを見ますと
HyperSwingユーロポンド12ヶ月実績
ユーロポンドレートが0.69から0.75付近を行き来した2015年春から2015年10月にかけての期間では、HyperSwingのロジックは上手く機能しなかったことが見て取れます。
押し目、戻り売りを狙ったエントリーが裏目に出て含み損、そして損切決済を抱えるトレードが増えてしまったからです。
HyperSwingユーロポンドは明らかにレンジ相場に弱くトレンド相場で威力を発揮することが分かる訳ですが、ユーロポンド相場が上昇下降に関わらずトレンドが出て動いていることを確認したら、積極的に使って行きたいストラテジーです。