トライオートFX<セレクト>バージョンアップ!

為替相場の変動に伴い、2022年5月28日(土)よりセレクトに掲載されているFX自動売買プログラム「コアレンジャー」、「ハーフ」、「ハイブリッド」をバージョンアップします。
※ETF自動売買プログラムに変更はありません。
1.バージョンアップについて
トライオートFXの自動売買プログラムは、適宜設定値が見直されています。
なぜ、設定値の見直しがなされているのかという点を解説します。
1-1.設定値変更の考え方
トライオートFXの自動売買プログラム「コアレンジャー」、「ハーフ」、「ハイブリッド」は、過去の相場と直近の相場状況を参考にして、「このレンジの中で相場が推移するだろう」という考えにたち自動売買を設定しています。

ただ、相場は日々変動しているため、自動売買プログラムがリリースされた時に想定していた相場状況から、実際の相場が乖離してしまうこともあります。
そのため、直近の相場状況と過去の相場の推移を鑑みたうえで、改めて想定レンジを引き直す必要があります。
この設定値を調整する上で意識されることは、期間収益率などの見栄えを意識したものではありません。
期間収益率を高くすることは設定次第で可能かもしれませんが、自動売買プログラムの設定値は「お客様に安心してプログラムを運用して頂くことを目指す」という点が最も重視されております。
その為、自動売買プログラムの更新のたびに、ランキングの上位プログラムは変わる可能性もありますし、自動売買プログラムの期間収益率も変動します。
以上の考え方に則り、これまでもセレクトの設定値は適宜見直しがなされており、今後も相場局面に応じて設定値の見直しを行います。
1-2.既存の自動売買プログラムを稼働中のお客様へ
前述の通り、既にお客様が稼働しているセレクトの自動売買プログラムは、『その自動売買プログラム設定時点の相場状況をもとに設定された想定レンジ』が設定されています。
そのため、設定時点以降に大きな相場変動や一方的なトレンドが発生している場合、『設定時点で想定している相場』から乖離してしまう可能性もあることから、稼働中の自動売買プログラムと相場状況は適宜チェックしていただく必要があります。
もし、稼働中の自動売買プログラムの想定レンジを、相場がブレイクしてしまった場合は、次の記事をご参考ください。
>>>トライオートFX ガイドナビ「レンジアウト時の対処法」
2.コアレンジャーについて
変更点
現在の注文設定値:2020年1月から2021年6月末までの相場変動を参考に注文を設定。
変更後の設定値:直近の相場変動を加味し、2020年1月から2022年4月末までの相場変動を参考に注文を設定。また、通貨ペアによっては直近の高値・安値更新を加味し、さらに過去の相場変動を参考にしているものもあります。
自動売買プログラムのコンセプト自体に変更はありません。
コアレンジャーの概要については、下記をご参考ください。
2-1.コアレンジャーの特徴
コアレンジャーはレンジ相場で効果を発揮しやすい自動売買戦略です。
レンジ帯をコアレンジ帯・サブレンジ帯の二つに分け、コアレンジ帯では買い注文と売り注文を同時に仕掛けます。一方、サブレンジ帯は、コアレンジ帯より上のレンジ帯には売り注文のみ、コアレンジ帯より下のレンジ帯には買い注文のみを仕掛けます。
コアレンジ帯では、相場が上下に繰り返し動き続けるときに細かく売買を行い、利益をコツコツと積み上げることを狙い、サブレンジ帯はコアレンジ帯より利確幅を大きく設定することで、価格の戻りを想定した設計になっています。
▼売買イメージ

▼レンジ帯別の想定
レンジ帯 | 想定値動き | 利確幅 | |
コアレンジ帯 | 価格の上下変動 | 小さい | |
サブレンジ帯 | 価格の戻り | 大きい |
▼対応通貨ペア一覧
コアレンジャー対応通貨ペア(全15通貨ペア)
米ドル/円 | ユーロ/豪ドル | 豪ドル/米ドル |
ユーロ/英ポンド | ユーロ/米ドル | カナダドル/円 |
英ポンド/米ドル | ユーロ/円 | 豪ドル/円 |
豪ドル/NZドル | NZドル/円 | スイスフラン/円 |
英ポンド/円 | NZドル/米ドル | 米ドル/スイスフラン |
コアレンジャーについてはコチラ
3.ハーフについて
変更点
現在の注文設定値:2020年1月から2021年6月末までの相場変動を参考に注文を設定。
変更後の設定値:直近の相場変動を加味し、2020年1月から2022年4月末までの相場変動を参考に注文を設定。また、通貨ペアによっては直近の高値・安値更新を加味し、さらに過去の相場変動を参考にしているのもあります。
自動売買プログラムのコンセプト自体に変更はありません。
ハーフの概要については、下記をご参考ください。
3-1.ハーフの特徴
ハーフは両建て取引をなるべく避けながらもレンジ相場で収益を狙う自動売買戦略です。
レンジ帯を2つに分け、上半分では「売り」、下半分だけでは「買い」だけの取引をするようにデザインされており、想定レンジ内で買いか売り、どちらか一方の注文を設定するよりも必要証拠金や評価損失を抑えた運用が期待できます。
▼売買イメージ

▼対応通貨ペア一覧
ハーフ対応通貨ペア(全15通貨ペア)
米ドル/円 | ユーロ/豪ドル | 豪ドル/米ドル |
ユーロ英/ポンド | ユーロ/米ドル | カナダドル/円 |
英ポンド/米ドル | ユーロ/円 | 豪ドル/円 |
豪ドル/NZドル | NZドル/円 | スイスフラン/円 |
英ポンド/円 | NZドル/米ドル | 米ドル/スイスフラン |
ハーフについての記事はコチラ
4.ハイブリッドについて
変更点
最新のコアレンジャーの組み合わせです。
自動売買プログラムのコンセプト自体に変更はありません。
ハイブリッドの概要については、下記をご参考ください。
4-1.ハイブリッドの概要
ハイブリッドは、複数の通貨ペアのコアレンジャーを組み合わせた「通貨分散型プログラム」です。
投資の世界には「卵を一つのカゴに盛るな」という格言があります。
卵を資産と置き換えて考えてみてください。
例えば1つの資産だけでポートフォリオを構成すると、そのポートフォリオは1つの資産だけの運用結果に左右されてしまいます。
つまり、その資産の運用がうまくいかなかった場合、あなたのポートフォリオ全体がダメージを受けてしまいます。
しかし、複数の資産でポートフォリオを構成すると、そのうちの1つの資産の運用がうまくいかなくても、他の資産での運用でカバーすることができるかもしれません。
つまり、「卵を一つのカゴに盛るな」とは、「1つの資産に集中投資するのではなく、複数の資産を組み合わせて適切なポートフォリオを組みましょう」ということを意味します。
ハイブリッドは、その「卵を一つのカゴに盛るな」を意識した上で、よりかんたんな設定でお客様に分散投資を行っていただくことを目的に組成された自動売買プログラムです。
4-2.ハイブリッドで期待される事
ハイブリッドは、複数の通貨ペアを組み合わせるため、一つの通貨ペアで運用する場合と比較して以下のメリットが期待されます。
①収益の獲得機会の増加
一つの通貨ペアの値動きが少ない状況でも、他の通貨ペアで収益の獲得機会を得る事が期待されます。
②リスクリターン評価
通貨ペア毎の売買タイミングや為替相場の影響が分散され、リスク分散効果が期待されます。
▼組み合わせ通貨ペア一覧
ハイブリッド(全4セット)
米ドル/スイスフラン | +豪ドル/NZドル | – |
米ドル/スイスフラン | +ユーロ/英ポンド | – |
豪ドル/NZドル | +ユーロ/英ポンド | – |
米ドル/スイスフラン | +ユーロ/英ポンド | +豪ドル/NZドル |
ハイブリッドについての前回記事はコチラ
5.注意点
設定値変更に伴い、2022年5月28日(土)より、現在セレクトにて公開されている「コアレンジャー」「ハーフ」「ハイブリッド」の変更前の設定値はご確認いただくことが出来なくなります。
設定値の変更前から変更対象となる自動売買プログラムを稼働されているお客様は、引き続きご利用いただくことが可能です。
新しい設定値で運用されたい場合は、既に稼働いただいている変更対象となる自動売買プログラムを稼働停止し、新たにセレクトより稼働し直していただければと思います。
またその際は、必ず、建玉やご資金状況等をご確認の上ご利用ください。
また、以下の注意点もご確認下さい。
①新たに自動売買ロジックを稼働する際に必ず推奨証拠金をチェックしてください。
セレクト画面の各自動売買プログラムの詳細には必要証拠金にドローダウンを加え余裕を持たせた「推奨証拠金」を表示しております。運用の目安資金としてご活用ください。
ただし、ご注意いただきたいのは「推奨証拠金は必ずしもロスカットにならないという金額ではない」という点です。推奨証拠金では意図しないロスカット等が心配な方や、直近のドローダウンはあまりあてにならないとお考えの方は、まずは推奨証拠金の2倍から3倍程度の余裕を持たせることをお勧めします。
②稼働後は取引ツールの有効比率にて資金管理を行ってください。
記2点をお含みおきいただき、ぜひ、セレクトをご活用ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後も相場状況等を鑑み、さまざまな投資方法や自動売買のロジック等をご提案していければと思っております!インヴァスト証券をどうぞよろしくお願いいたします。
※コアレンジャー・ハーフ・ハイブリッドは、売り注文と買い注文の両方を発注するため、両建てになる可能性があります。両建てはスプレッド・金利が二重にかかること等デメリットがある点をご理解の上ご利用ください。