今日の裏読み、表読み(2025/04/17)
中央銀行の金融政策としては、トルコ中銀とECBが政策金利を公表する。トルコ中銀は据え置きが想定されているが、一時据え置きの可能性が示唆されたECBに関しては、トランプ関税の影響で利下げの可能性が指摘されている。それでも予想の範囲となるが、ラガルド総裁の記者会見と合わせて、既に政策金利がターゲットの2.5%に近づいており、今後の姿勢が示されるか注目。そろそろ利下げ停止の可能性が見えてくると、欧州株の圧迫要因となりそうだ。
経済指標としては、NZ第1四半期消費者物価、日3月通関ベース貿易統計、豪3月新規雇用者数と失業率、スイス3月貿易収支、独3月生産者物価指数、加2月対外内証券投資額、米国では、3月住宅着工・建設許可件数、4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数などが発表される。
注目としては、NZ第1四半期消費者物価や豪3月新規雇用者数・失業率は強弱次第、日本の3月通関ベース貿易統計は、トランプ関税の駆け込みで、強い結果見えた場合、一定分円を支える見通し。米国では、3月住宅着工・建設許可件数、4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数など総じて弱い結果リスクとなる。
要人発言としては、中川日銀審議委員が発言するが、トランプ関税のリスクを指摘しても、引き続き利上げ姿勢が維持されると円を支えそうだ。
また、イースター休暇を控えて、米債券市場が短縮取引となるが、週末の休暇を控えて、株価や債券市場にポジション調整の動きが広がる可能性に留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、141.64まで更に下値を拡大。上値は、既に143円を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて144.31、145.14、147.15、148.27、149.15-24のギャップ、150.49、151.25-30、152.31越えをストップに順次売り場探し。下値は、141.64が維持されると売りは利食いで買っても、141円ミドルがクリアに割れるな止めて、141円、140円、139.58割れをストップに順次買い場探しとなる。
ユーロドルは、1.1473まで一時急騰も更なる展開とならず、上値は、1.1425-27が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて1.1473をストップに売り直し、更に超えても1.15越えをストップに売り上がりとなる。下値は、1.1264が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて1.1181、1.1154-58、1.1091、1.0923、1.0889、1.0840や1.0800、1.0733-64、1.0676、1.0600割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3292まで反発。上値は、1.33を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.34や1.3434越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.32前後が維持されると売りは利食いで、買っても1.3164を割れるなら止めて1.3123、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は、154.80を維持して164.19まで一時反発も上値を抑えられる形。上値は、163.26が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて164.19、164.55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は160.96が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて159.17-46、158.36、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して195.98まで反発も更なる展開とならず、上値は189.83-190.10が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて191.98、193.68、195.77-98、196.32、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は186.02が維持されると売りは利食いで、買い下がっても割れるなら止めて184.38、182.81、180.09割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大。上値は、91.41が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて92円、93.15、93.84、94.67、95.30-40、95.75越えをストップに順次売り直しとなる。下値は90円前後が維持されると売りは利食いで、買っても89.57を割れるなら止めて88.30、86.05、85.50や85.00、84.60割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大も維持する形。上値は、85.03-27が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて84.75、85.27、86.87、87.18-48、87.97-25越えをストップに売り直しとなる。下値は、83.77が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.25、82.22、79.82、79.41-46、79.00、78.56割れをストップに買い直しとなる。