今週は、金融政策の会合が目白押し。日銀、FOMC、ブラジル中銀、中国人民銀行、スイス国立銀行、スウェーデン中銀、英中銀、南ア準備銀行やロシア中銀と続く。
基本的には、スイス中銀を除くと据え置きが想定されることで、想定通りなら影響は限られそう。サプライズは日銀の利上げ、他は利下げとなるが、日銀は恐らく何もしない見通し。逆に上げたらそれは大きな悪影響がありそうだ。また、可能性としては出遅れている英中銀が利下げを発表するなら驚きと捉えられそう。加えて利下げはなくとも、投票結果などがハト派となるなら、ポンドに売りも出易い。ただ、大きな焦点はFOMCであり、今回はFOMCメンバーのFF金利見通しが同時に発表される。現状は今年後2回の利下げが想定されているが、もしこれが縮小されるとサプライズ、その場合特に米株式市場に大きなショックを与えることになりそうだ。また、それでなくても2026年の現状予想の2回も縮小されるなら悪影響が見えそうだ。
本日の経済指標としては、英2月ライトブーム住宅価格、中国の一連の指標、加2月住宅着工件数と1月対内外証券投資額、米国では、3月NY連銀製造業景気指数、2月小売売上高、1月企業在庫や3月NAHB住宅市場指数などが発表される。
注目は、米3月NY連銀製造業景気指数と2月小売売上高となる。
直近懸念が出ている米景況感が焦点で、強弱次第では相場が大きく動く可能性は留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が146.54まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は149.19-33が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて151.18-30、152.31、153円や153.50前後、154円、154.80、155.52越えをストップに順次売り場探し。下値は、148円前後が維持されると売りは利食いで、買い下がっても147.41を割れるなら止めて、147円前後から買い下がって、ストップは146.54割れ。割れても145.92、143.44、142.96割れをストップに、順次買い場探しとなる。
ユーロドルは、反発が1.0947まで拡大も更なる展開とならず、上値は、1.0913-47が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるならや止めて1.1000、1.1050、1.1083、1.1144越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0805-23が維持されると売りは利食いで買い下がっても、1.0766を割れるなら止めて、1.0676、1.0600、1.0466-96、1.0360-89、1.0317、1.0277-92割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.2988まで反発。上値は、1.2988が抑えると買いは利食いで、売っても1.3010を超えるなら止めて1.3048、1.3071、1.3103、1.3175越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.29前後が維持されると売りは利食い、買い下がっても1.2862-73割れをストップ、割れても1.2800、1.2672-00、1.2560-83、1.2477、1.2373、1.2333、1.2249割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は、154.80まで下落もこれを維持する形。上値は、162.35が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて162.49-71、164.08-55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は、160円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて158.90、158円、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円は、187.69まで再下落も維持する形。上値は、193.12-38が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて193.77-03、194.76-78、196.02をストップに順次売り直しとなる。下値は、190.75が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて188.80割れをストップ、割れても188.25、187.69-25、187.01-25、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、91.83まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、94.72-74が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて95.46、96.50、96.77-00、97.33-52、98.26、98.77、99.17-23越えをストップに順次売り直しとなる。下値は92.54が維持されると売りが利食いで、買っても割れるなら止めて91.83、91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。
NZD円は、83.15まで下値を拡大も維持する形。上値は、85.64が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて86.16、86.90-04や87.41-48、87.97-25越えをストップに順次売り直しとなる。下値は94.02が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.07-31、81.56、80.44割れをストップに買い直しとなる。