金曜日の海外市場は、米3月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が予想を下回ったが、1年先と5年先期待インフレ率が予想を上回り、米10年物国債利回りが、4.278%から4.324%で推移、強弱入り混じる形で影響は限られた。NY株価3指数は、トランプ大統領が「プーチン大統領と13日に有意義で生産的な協議を行った」、「ロシアとウクライナの紛争が終結する可能性が非常に高い」と述べ、プーチン大統領が「米国との関係について進展が見られる」としたことで、反発したことからリスクオンの流れで週末の取引を終了した。尚、ルトニック商務長官は、「米国の自動車輸入関税は日本、韓国、ドイツを含む、あらゆる国の自動車を対象にする」、ルッテNATO事務総長は「年内のウクライナ停戦に楽観的に見ていると述べる一方、30日間の停戦時期は予測できない」と発言、G7外相会議では、「ロシアに停戦合意を求める 応じなければ制裁強化も辞さず」としている。
ドル円は、アジアの高値149.02から148.26まで利食いに押され、ユーロドルは、独主要与野党と緑の党が財政拡大策で合意との報道、メルツ次期独首相候補が「CDU、SPE、緑の党が財政パッケージで暫定合意に達し、ドイツ連邦議会は、来週火曜に採決を行う」と述べことで1.0912まで反発後1.0863が下値を支えた。また、ポンドドルは1.2954を高値に1.2911まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円は163.33を高値に161.28、ポンド円は192.76から191.47、オージー円は94.11から93.65で揉み合い、NZD円は85.02から85.05まで反発、カナダ円は103.00から103.57で上下した。