今日の裏読み、表読み(2025/03/06)

昨晩は、トランプ大統領の施政演説やウクライナ上昇を睨んで混乱する展開。一応トランプ・ゼレンスキ―会談後の混乱は落ち着いてるいるようだが、またぞろ悪いニュースが出るリスクは、十分考慮しておきたい。
 本日の金融政策としては、トルコ中銀や欧州中央銀行が政策金利を公表する。両行とも利下げが想定されており、一定の織り込みがあるが、トルコ中銀では、現行45.0%から42.5%が想定されているが、想定以上の利下げとなる可能性があり、その場合トルコリラ相場を圧迫しそうだ。また、ECB理事会では、0.25%の利下げは織り込みも、ラガルドECB総裁などの発言から、更なる利下げの可能性を見極める展開。ただ、景況感からは今後の利下げに消極的になることもありそうだ。
 経済指標としては、豪1月住宅建設・着工許可件数と1月貿易収支、スイス2月失業率、スウェーデン2月消費者物価指数、南ア第4四半期経常収支、英2月建設業PMI、ユーロ圏1月小売売上高、加3月景気先行指数、1月貿易収支と2月Ivey購買部協会指数、米国では、1月貿易収支、第4四半期非農業部門労働生産性・改定値、週間新規失業保険申請件数、1月卸売売上・卸売在庫などが発表される。
 注目は週末の米雇用統計を控えて、前回弱かった週間新規失業保険申請件数が焦点。昨晩ADP全米雇用統計が弱く、「DOGE」による政府部門のリストラの動きも懸念で、悪化が進むならドル売りが出易い。また、週末の米雇用統計後の円高リスクには、大きく注目しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が148.10まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は150.18-30が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて152.31、153円や153.50前後、154円、154.80、155.52越えをストップに順次売り場探し。下値は、148.10-40が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて147.34、145.92、143.44、142.96割れをストップに、順次買い場探しとなる。
 ユーロドルは、直近の揉み合いから上抜けが実現も、上値追いは避けたい。上値は、1.2825が抑えると買いは利食い優先。超えても1.0937、1.10越えをストップに順次売り場探し。下値は、1.07前後が維持されると売りは利食いで、買っても1.0676を割れるなら止めて、1.0600、1.0466-96、1.0360-89、1.0317、1.0277-92、1.0211、1.0141割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.2100の安値から反転的。上値は、1.2926が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.30101.3048越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.28前後が維持されると売りは利食いで、買い下がってもストップは1.2768割れをストップ、更には1.2672-00、1.2560-83、1.2477、1.2373、1.2333、1.2249、1.2130割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、154.80まで下落もこれを維持して反発的。ただ、上値追いは避けたい。上値は、161.19や161.51が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて162.49-71、164.08-55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は158.75が維持されると買いは利食いで、買っても割れるなら止めて、157.89、156.63、154.80、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は、187.69まで再下落もこれを維持する形。上値は、192.51が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて193.07-38、193.77-03、194.76-78、196.02をストップに順次売り直しとなる。下値は、180.88が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて188.25、187.69、187.01-25、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる
 豪ドル円は、91.86まで下値を拡大も維持する形。下値は93.35が維持されると売りが利食いで、買っても割れるなら止めて92.87、91.86、91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。上値は、94.52-74が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて95.46、96.50、96.77-00、97.33-52、98.26、98.77、99.17-23越えをストップに順次売り直しとなる。
 NZD円は、83.15まで下値を拡大も維持する形。下値は、84.41が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、83.07-15、81.56割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、85.47が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて86.16、86.90-04や87.41-48、87.97-25越えをストップに順次売り直しとなる。