今日の裏読み、表読み(2025/02/19)

 昨晩も総じて揉み合い気味の展開。今週は比較的大きなイベントがないことで、様子見ムードが続きそうだ。
 金融政策としては、NZ準備銀行が政策金利を公表、1月28日-29日開催分のFOMC議事録が公表される。
 NZ準備銀行は、0.50%の利下げが想定されている。一応想定の範囲となれば織り込み済みとなるが、オア総裁の記者会見などで、今後姿勢が示されるか焦点。ただ、一応直近利下げが継続されており、そろそろ利下げモードを減速させるさせる可能性があることは留意しておきたい。
 一方FOMC議事録では、直近のパウエルFRB議長の議会証言からも、利下げを急がない姿勢が示される可能性が高いが、想定の範囲であり、影響は限られそうだ。
 経済指標としては、日本の12月機械受注と1月通関ベース貿易統計、豪第4四半期賃金指数と2月先行指数、中1月住宅価格指数、英国では、1月消費者物価指数、1月小売・生産者物価指数、南ア1月消費者物価指数と12月小売売上高、ユーロ圏12月経常収支、米国では、1月住宅着工・ 建設許可件数などが発表される。
 注目としては、日本の1月通関ベース貿易統計などがサプライズ的に改善でもすれば影響が出るだろうが、恐らく反応はなさそう。また、英国の物価指数は悪化が見えるとポンドの圧迫要因。米国では、住宅指標の強弱で一定の動きが出ても反応は限定されそうだ。
 要人発言としては、 高田創日銀審議委員の発言が注目されるが、直近日銀の早期引き締めの思惑が円相場を支えているが、覆される可能性を考慮しておきたい。
 株価面では、アップルが新商品を発表するが、失望の動きに注意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が150.93まで拡大も現状は維持する形。上値は、152.50前後が抑えると買いは利食い優先、売りは越えるなら止めて、153円や153.50前後、154円越えをストップに売り直し。更に超えても154.80、155.52、155.88-98や156.25、156.58-75、158.20、158.87、159.45、160.26越えをストップに順次売り場探し。下値は、151.24-53が維持されると売りは利食いで、買っても150.93を割れるなら止めて、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる
 ユーロドルは、1.0141まで下落も、これを維持して反発気味も、上値は、1.0514が抑えると買いは利食い優先。売りは1.0533-40越えをストップ、越えても1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0400前後が維持されると売りは利食いで、買っても1.0373を割れるなら止めて1.0317、1.0277-92、1.0211、1.0141、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは1.2100まで下値を拡大も維持する形。上値は1.2667を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.25ミドルが維持されると売りは利食い優先で、買っても割れるなら止めて、1.25方向への調整で買い下がって、このストップは1.2477割れ、更に割れても、1.2373、1.2333、1.2249、1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、155.61まで下値を拡大も維持する形。上値は、160.27が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて161.19や161.51をストップに売り直し。更に超えても162.49-71、164.08-55、164.90-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し。下値は158円を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても157.97を割れるなら止めて156.26、155.61、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.01まで下値を拡大もこれを維持して反発。上値は、192.51や193.07-38を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、193.77-03、194.76-78、196.02、197.55、198.26をストップに順次売り直しとなる。下値は、190.64が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止め189.62、187.01-25、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、上値を98.77で抑えられて、94.25まで下値を拡大も、その後97.41まで反発。上値は、97.00-52が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて98.26、98.77、99.17-23、100.03、101.04-15、101.57越えをストップに順次売り直しとなる。下値は96円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて95.08、94.25、93.60-87や93.42割れをストップ、更には92円や91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。
 NZD円は、85.22まで下落が拡大も維持して87.41まで反発。上値は、87.41-48が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて87.97-25、88.85、89.28、89.72-90.08越えをストップに順次売り直しとなる。下値は86.31が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.22-42、84円、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。