昨晩の海外(2025/01/21)

 昨晩の海外市場は、NY市場が休場の中、大統領就任式を控えて神経質な展開も、WSJが「米大統領に就任するトランプ氏は、貿易ビジョンを示すものの、就任初日に関税を発動することはない」と報じたことで、ドル売りが優勢となった。尚トランプ新大統領は、「バイデン政権の大統領令は全て撤回される」、「インフレ阻止やコスト低下を閣僚に指示する」、「外国に関税や税金を課す」、「外国歳入庁を設立」、「EV販売の義務付けを撤廃する」、「国家エネルギーの非常事態を宣言する」、「パナマ運河を取り戻す」、「パリ協定から離脱する」、「すべての不法入国を排除する」などと発言している。
 ドル円は、156.48まで反発後155.42まで一時下落、反発も156.04に限られた。また、ユーロドルは、1.0431まで反発後1.0354まで一時値を下げたが、その後1.0435まで高値を更新、ポンドドルは、1.2166から1.2345まで買い戻された。
 一方クロス円は、堅調な株式市場を受けて、ユーロ円が162.31、ポンド円は192.02、オージー円は97.78、NZD円は88.39、カナダ円は109.03まで一時上昇した。