昨晩の海外市場は、米12月消費者物価指数が、前年比で2.9%と市場予想通り、コア指数は前年比3.2%と予想の3.3%を下回り、1月NY連銀製造業景気指数が予想を大幅に下回ると米10年物国債利回りが4.637%まで低下、一時ドル売りが優勢となった。また米株3指数が大幅に反発したが、リスクオンの動きは広がっていない。また一部通信社が「イスラエルとハマスが停戦で合意した」と報道したが、影響は特に見えていない。尚、ウィリアムズNY連銀総裁が「不確実性が非常に高い環境下では金融政策はデータに左右される」、「インフレ期待は安定している」、バーキン・リッチモンド連銀総裁は「物価上昇圧力は引き続き緩和」、グールズビー・シカゴ連銀総裁が「インフレは引き続き進展すると見ている」、テイラー英MPC委員が「金利を正常に戻す時期」と発言、ベージュブックでは、「米経済活動は全ての地区で僅かから緩やかに拡大した」、「20255年の見通しについては楽観的な見方が悲観的な見方を上回った」と示されている。
ドル円は、155.95まで一時下落後、反発が156.74に限定され、ユーロドルが1.0354まで一時上昇後1.0258まで下落、ポンドドルは、英12月消費者物価指数が落ち着いた結果となるも1.2307まで反発後、1.2194まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が160.80まで下落、ポンド円は192.41まで反発後191.10まで下落、オージー円は97.24から97.67で上下、NZD円は88.35まで反発後87.78まで売りに押され、カナダ円は108.92まで下落した。