今日の裏読み、表読み(2024/12/26)

 昨晩は、円の軟調な展開が目立つ形となった。昨日が年内スポット最終日となるが、超えると日本の正月休みを睨んで、7日分のスワップがコストして売りポジションにかかることで、ドル円やクロス円が買われる状況となっている。ただ、こういったポジションは、日が明けると利食われるケースが多いことは、留意しておきたい。
 本日の経済指標としては、日本お11月失業率・有効求人倍率、12月東京都区部消費者物価指数、11月鉱工業生産・速報値、11月小売・百貨店・スーパー販売額、12月18-19日開催分の日銀金融政策決定会合における主な意見、米11月卸売在庫と財貿易収支などが発表される。
 海外では大きな注目材料はないが、日本では12月東京都区部消費者物価指数や日銀金融政策決定会合における主な意見に注意。特に物価指数が強い結果となれば、植田総裁が「オン・トラック」なら利上げをすると話しており、また、日銀金融政策決定会合における主な意見では、12月に利上げを主張した委員もいることから、思わぬタカ派なら、円に買い戻しが入り易そうだ。

 戦略としては、ドル円は、158.08までまで上値を拡大。上値は158.08が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、158.62-86、159.45、160.26、160.73、161.25、161.81-95越えをストップに順次売り場探し。下値は156.89を前に下げ渋りで売りは利食いで、買い下がっても割れるなら止めて156.29-36をストップ、または買い下がって、ストップは155.95割れ。更には154.90、153.70、153.16、152.46、151.80、150.90-00、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる。
 ユーロドルは、下値を1.0343まで拡大も、更なる展開とならず、下値は、1.0384が維持さえると売りは利食い優先で、買いは1.0343割れをストップ、割れても1.0290、1.0223などをストップに順次買い場探し。上値は、1.0448が押さえると買いは利食いで、売りは超えるなら止めて1.0535-40越えをストップに売り直し。更に超えても1.0595-30、1.0653-63、1.0728、1.0825-57、1.0937、1.0997をストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルも1.2475まで下落を拡大。下値は1.2475が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて1.2446、1.2300割れをストップに順次買い直し。上値は、1.2575や1.2615が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.2667、1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010、1.3048-71、1.3103-35をストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、下値を156.18で維持して、反発が164.77まで拡大。上値は、164.77-165.10が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、166.10-12、166.69、168.00、169.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、163.77-81が維持されると売りは利食いで、買いは163.49割れをストップ、割れても162.34、160.90、159.80、159.11、158.64、157.56-86ゾーン、156.05-18、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は、下落が188.09まで拡大も、これを維持して198.96まで再反発。上値は198.11が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、198.96、199.56-81をストップに順次売り直しとなる。下値は、197円前後が維持されると売りは利食いで、買いは196.69を割れるなら止めて、196.45、195.76、194.07、193.66-84、192.46-86、190.35-61、190.00、189.36、188.09、187.36、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、上値を98.75まで再拡大。上値は、98.75-76を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売り上がっても超えるなら止めて99.23、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は97.44が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、96.50、95.81、95.33-53、94.71、93.60-87割れをストップに買い場探しとなる。
 NZD円は、89.21まで再反発。上値は、89.21-31が押さえると買いは利食いで、売りは89.52越えをストップ、越えても89.90-90.08、90.56、91.20-34越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、88.07が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、86.73、86.57、86.28、85.36、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。