昨晩の海外(2024/12/27)

 昨晩は、円の軟調な展開が目立つ形となった。昨日が年内スポット最終日となるが、超えると日本の正月休みを睨んで、7日分のスワップがコストして売りポジションにかかることで、ドル円やクロス円が買われる状況となっている。ただ、こういったポジションは、日が明けると利食われるケースが多いことは、留意しておきたい。
 本日の経済指標としては、日本お11月失業率・有効求人倍率、12月東京都区部消費者物価指数、11月鉱工業生産・速報値、11月小売・百貨店・スーパー販売額、12月18-19日開催分の日銀金融政策決定会合における主な意見、米11月卸売在庫と財貿易収支などが発表される。
 海外では大きな注目材料はないが、日本では12月東京都区部消費者物価指数や日銀金融政策決定会合における主な意見に注意。特に物価指数が強い結果となれば、植田総裁が「オン・トラック」なら利上げをすると話しており、また、日銀金融政策決定会合における主な意見では、12月に利上げを主張した委員もいることから、思わぬタカ派なら、円に買い戻しが入り易そうだ。