昨晩の海外(2024/12/21)

 金曜日の海外市場は、米11月個人消費支出のコア・デフレーターが予想を下回ったことで、FOMC後のドル買いに巻き戻しが優勢となった。米12月ミシガン大学消費者態度指数・確報値は速報と変化はなく、米10年物国債利回りは、4.566%から4.486%まで低下した。尚デイリー・サンフランシスコ連銀総裁は「来年の利下げは2回より少なくなる可能性がある」、ウィリアムズNY連銀総裁は「FRBは追加利下げを実施すると想定しているものの、見通しを巡りかなりの不確実性が存在するため、今後の決定はデータ次第」、と述べたが、反応は見えなかった。尚、トランプ次期大統領が「EUに対し米国の貿易赤字を補うために石油とガスを購入するよう求めた」との発言が伝わり、米つなぎ予算に関しては、ジョンソン下院議長が「予算案で合意が成立し、本日中に本議会で採決する」と述べている。
 ドル円は、155.96まで利食いに押され、ユーロドルは、ユーロ圏12月消費者信頼感・速報値が予想より弱い結果となったが、1.0445まで反発、ポンドドルも英11月小売売上高が弱い結果も、1.2615まで買い戻された。
 一方クロス円では、ユーロ円は163.03から162.52で上下、ポンド円は196.80まで反発、オージー円は97.44から98.04、NZD円は88.12から89.56で上下、カナダ円は109.17から108.62まで値を下げた。