昨晩の海外市場は、週間新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことを受けて、一時ドル売りを強めるも、11月卸売物価指数が予想を上回ったことでドル売りも限定された。また、米10年物国債利回りが、4.269%から30年物入札後、4.332%まで上昇、その後はドル買いを強めた。尚トランプ次期米大統領は、「法人税を15%まで引き下げる」、「暗号資産について何かすごいことをやるつもり」と述べ、カナダ政府は、「トランプ次期大統領が関税を課した場合には、ウランと石油に輸出税を導入することを検討している」と報じられたが、反応は見えていない。
ドル円は、アジアの高値152.77から151.80まで一時下落後、ユーロドルは、1.0531から、ECB理事会で想定通りの0.25%の利下げが発表されたが、ラガルドECB総裁が、「0.50%の利下げを検討する意見もあった」としながらも、「ECBはデータに依存し、会合ごとに決定する」としたことで、1.0521まで再反発したが、その後は1.0464を下値に上下、また、ポンドドルは1.2788から1.2668までじり安となった。
一方クロス円では、ユーロ円は160.55から159.12まで一時下落、ポンド円は195.00から192.94、オージー円は98.07から96.97、NZD円は88.72から87.88、カナダ円は108.01から107.16まで売りに押された。