昨晩は、米CPIが予想に通りの結果も、総じて米インフレの強い結果が続いており、ドル買いが優勢となった。本日のPPIでも同様な結果となるか注目されるが、ただ、既に一定の織り込みもあり、深追いは禁物となりそうだ。
金融政策としては、スイス国立銀行と欧州中央銀行が、政策金利を公表する。両行とも0.25%に利下げが想定されており、想定通りになら影響は限られそう。その場合注目は次回の見通しとなるが、利下げ姿勢が継続するなら、ユーロやスイスフランの上値を押さえそうだ。
経済指標としては、英11月英王立公認不動産鑑定士協会・住宅価格指数、豪11月雇用統計、トルコ10月経常収支、南ア10月生産者物価指数、メキシコ10月鉱工業生産、加10月住宅建設許可件数、米国では、11月卸売物価指数と週間新規失業保険申請件数が発表される。
注目としては、豪11月雇用統計は強弱次第も、既にRBAは据え置きを決めており影響は限られそう。また米11月卸売物価指数と週間新規失業保険申請件数も強弱次第だが、11月卸売物価指数は強めの予想だけに、予想を下回るケースもありそう。週間新規失業保険申請件数も直近強い結果が続いているだけに、一定の悪化もあっても良さそうだ。
また昨日米10年物国債入札が好調に終わっており、本日の30年物国債の入札も大きな注目で、10年と30年の入札が良好であれば、米長期金利の押し下げ要因となる。
戦略としては、ドル円は、上値を156.75で限定して、下落が148.65まで下値を拡大も更なる展開とならず、下値は151.92が維持されると売り利食いとなるが、買いは150.90-00割れをストップに買い下がり。割れても149.36、148.65、148円、147.34、145.92割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、153円方向を売り上がって、ストップは153.24越え。超えても154.22、154.75-00、155.89、156.75越えをストップに順次売り場探し。
ユーロドルは、1.0335まで一時急落も現状はこれを維持する形。下値は、1.0472-80が維持されると売りは利食い優先で、買いは1.0457割れをストップに買い下がり。割れても1.0385-92、1.0335、1.0290、1.0223などをストップに順次買い場探し。上値は、1.0568-95が押さえると買いは利食いで、売りは1.0630越えをストップ、越えても1.0653-63、1.0728、1.0825-57、1.0937、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルも1.2487まで下値を拡大もこれを維持する形。下値は、1.2717-24が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.2613-17ゾーンをストップ、更には1.2567、1.2507-25や1.2487割れをストップに買い直し。更には1.2446、1.2300割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.2899-12が押さえると買いは利食いで、売りは1.2926越えをストップ、越えても1.3010、1.3048-71、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに順次売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、下値を156.18まで拡大もこれを維持する形。下値は157.56-87を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて156.05-18割れをストップに買い直し。更には155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は、160.66が押さえると買いは利食いで、売りは160.72-00越えをストップ、越えても162.01-12、162.50-80、163.78-49、164.76-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し。
ポンド円は、上値を199.56で押さえられて、下落が188.09まで下値を拡大もこれを維持する形。下値は、192.46-51が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、190.35-61、190.00、189.36、188.09、187.36、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、194.75が押さえると買いは利食いで、売りは194.80-00越えをストップ、越えても195.55、197.79、198.47、199.56-81をストップに順次売り直しとなる。
豪ドル円は、102.41で上値を抑えて下落が95.53まで拡大。下値96円を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、95.33-53、94.71、93.60-87割れをストップに買い場探しとなる。上値は、97.81が押さえると買いは利食いで、売り98.04越えをストップ、越えても98.76、99.23、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに順次売り直しとなる。
NZD円は、92.47で上値を抑えて下落が87.02まで拡大。下値は87.02を前に下げ渋りでは売りは利食い、買いは割れるなら止めて86.85、86.57割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、88.97-03が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて89.52、89.90-90.08、90.56、91.20-34、91.81-95、92.47越えをストップに順次売り直しとなる。