昨日の海外市場は、韓国の尹錫悦大統領が、野党が国政を麻痺させているとして「憲政秩序を守るために非常戒厳を宣布する」と表明したことで、韓国ウォン相場が急落、これに伴いリスクオフの円買いが一時活発化したが、ただその後発表された米10月雇用動態調査が強い結果となったこと、韓国で開かれた臨時国会で「戒厳令解除の決議案」が満場一致で可決されたことで、リスク回避の動きは沈静化した。米10年物国債利回りは、4.168%まで低下後4.226%まで反発、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁は、「12月の利下げはテーブル上にある」、クーグラーFRB理事は、「これまでの利下げは、政策的な制約を取り除くためのステップ」、ホルツマン・オーストリア中銀総裁は「12月に適度な利下げの可能性がある」と述べている。
ドル円は、一時148.65まで一時下落、ユーロドルは1.0492から1.0535で上下、ポンドドルも1.2637まで下落後、1.2700まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が156.18、ポンド円は188.09、オージー円は96.17、NZD円は87.34、カナダ円は105.78まで売りに押された。