昨晩の海外(2024/11/30

 金曜日の海外市場では、NY市場が感謝祭翌日で、債券・株式・商品市場が短縮取引の中、米10年物国債利回りが、4.174%まで低下、総じてドル売り、円買いが優勢となった。
 ドル円は、東京時間の11月東京都区部消費者物価指数が予想を上回ったことから日銀が12月に追加利上げに踏み切るとの観測が高まり149.54まで下落後、一時150.53まで反発も、NY午後に植田銀総裁の「追加利上げの時期について、データが想定通りに推移しているという意味では近づいているといえる」、「基調的な物価上昇率が2%に向けて着実に上がっていく確度が高まれば、適宜のタイミングで金融緩和度合いを調整する」、「インフレ率が2%を超え始めているときに一段の円安になれば、それは中央銀行にとってはリスクが大きい動きとして、場合によっては対応しないといけなくなる」との日本経済新聞のインタビュー記事が報じられたことで、149.47まで下値を拡大、ユーロドルは1.0542まで下落後1.0585まで反発、ポンドドルも1.2672から1.2746まで買い戻された。
 一方クロス円も乱高下、ユーロ円が158.15まで下落後158.90まで反発も、158.04まで下値を拡大、ポンド円は、190.16から191.26まで反発後190.30、オージー円は97.46から98.05まで反発後97.53、NZD円も88.57から89.09まで反発後88.56、カナダ円は106.79から107.46まで反発後106.78まで一時下値を広げた。