今日の裏読み、表読み(2024/11/29)

 昨晩は、NY市場の休場で、様子見ムードの強い相場展開も、本日もNY債券、株式、商品市場が短縮取引に留まることで、同様な展開が想定されるが、ただ、本日は月末であり、一定のフローの動きで荒れた展開も想定されることは注意しておきたい。
 経済指標としては、日本では10月失業率・有効求人倍率、11月東京都区部消費者物価指数、10月鉱工業生産・速報値、10月小売業・百貨店・スーパー販売額、10月新設住宅着工戸数、11月消費者態度指数、豪10月住宅ローンと民間部門貸付、独10月輸入物価指数と小売売上高、 スウェーデンやトルコの第3四半期GDP、 仏では10月消費支出、11月消費者物価指数・速報値、第3四半期GDP・改定値、10月卸売物価指数、10月非農業部門雇用者数・改定値、スイス第3四半期GDPと11月KOF景気先行指数、独11月失業者数と失業率、英10月消費者信用残高、10月マネーサプライM4、10月住宅ローン貸付額・承認件数、ユーロ圏11月消費者物価指数・速報値、インド第3四半期GDP、南ア10月貿易収支 、加第3四半期・月次GDPなどが発表される。
 材料が多く注意が必要だが、日本の11月東京都区部消費者物価指数が強い結果を示した場合、12月の日銀の利上げ思惑につながりそうだ。また、各国のGDPは、強弱が見えた場合一定の動きがあるだろうが、注目はユーロ圏11月消費者物価指数・速報値で、12月のECBの利下げ間違いなしのムードの中、強い結果の方がサプライズとなることは、注意しておきたい。
 
 戦略としては、ドル円は、上値を156.75で限定して、下落が150.46まで拡大もこれを維持する形。下値は、150.93を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、150.46をストップに買い直し。更に割れても149.09や148.85割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、151.95-00が押さえると買いは利食い優先で売ってもストップは153.24越え、更には154.22、154.73や155.0、155.89、156.75、157.62-86、158.86、159.45をストップに順次売り場探し。
 ユーロドルは、1.0335まで一時急落も現状はこれを維持する形。下値は、1.0457-75が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0414-25のギャップまで買い下がって、ストップは1.0385-92割れ。割れても1.0335をストップに買い直し。更に割れても1.0290、1.0223などをストップに順次買い場探し。上値は、1.0588が押さえると買いは利食いで、売りは1.0610越えをストップ、越えても1.0610、1.0653-63、1.0728、1.0825-57、1.0937、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルも1.2487まで下値を拡大も維持する形。下値は、1.2613-20ゾーンが維持されると売りは利食いで、買い下がってもストップは1.2567割れ。割れても、1.2507-25や1.2487割れをストップに買い直し。更には1.2446、1.2300割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.2695-1.2721が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.2768、1.2832、1.2874、1.2926、1.3010、1.3048-71、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、下値を159.10まで再拡大。下値は、159.10を前に下げ渋りでは売りは利食い、買いは158.71割れをストップに買い下がり。割れても157.78-10、157.05、156.05割れをストップに順次買い場探し。上値は、160.34が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、160.72-00越えをストップに売り直し。更には162.01-12、162.50-80、163.78-49、164.76-165.10、166.10-12、166.69、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円は、上値を199.56で押さえられて、下落が190.69まで下値を拡大。下値は190.42を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、189.57-86割れをストップに買い直しとなる。上値は、192.63が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて193.74、194.64、194.80-00や195.55、197.79、198.47、199.56-81をストップに順次売り直しとなる。
 豪ドル円は、102.41で上値を抑えて、下落が97.72まで下落。下値97.72を維持すると売りは利食い、買い97.63割れをストップ、更に割れても96.72、95.33割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、99.23が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに売り直しとなる。
 NZD円は、92.47で上値を抑えて下落が88.86まで拡大。下値は下88.58-86を前に下げ渋りでは売りは利食い、買いは割れるなら止めて、88.07、87.50、86.85割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、89.90-90.08が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、90.56越えをストップに売り直し。更に超えても、91.20-34、91.81-95、92.47、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに順次売り直しとなる。