昨晩の海外(2024/11/29)

 昨晩の海外市場は、感謝祭祝日で米主要市場が休場で閑散な取引の中、トランプ次期大統領の関税政策に対する過度な警戒感がやや後退するも、リスクオンの動きは限定された。ただ、カナダやメキシコ、中国が、トランプ次期大統領の関税強化策に対して、「報復関税を検討」と報じられたが、影響は限られた。
 ドル円は、151.95まで反発後151.40まで一時下落、ユーロドルは、独11月消費者物価指数・速報値が、前年比で予想を下回り、アルマン仏財務相が「予算が可決されなければフランスが制御不能に陥るリスク」、ビルロワドガロー仏中銀総裁が「12月に利下げする理由は十分にあり、規模についてはオープンな姿勢を維持すべき」と述べたが、1.0530から1.0557で揉み合い、ポンドドルは、対ユーロでの買いに1.2645から1.2691まで反発した。ユーロポンドは、0.8315まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円は160.34まで反発後159.57まで再下落、ポンド円が192.48から191.83、オージー円は98.76から98.35、NZD円は89.52から89.12、カナダ円は、108.12から108.04まで一時売りに押れた。尚オージー・キュウイーは、NZ中銀の利下げ姿勢が続くことで、1.1047まで上昇している。