昨晩は一時ドル売りとなるも、結局はドル買い。ドルの強さが際立つ形だが、ただ、引き続き追いかけるのは避けたい。
経済指標としては、英10月英王立公認不動産鑑定士協会・住宅価格指数、豪10月雇用統計、スウェーデン10月消費者物価指数、南ア9月金生産・鉱業生産、ユーロ圏第3四半期GDP・改定値と9月鉱工業生産、10月17日開催分の欧州中央銀行理事会・議事録、米国では、10月卸売物価指数と週間新規失業保険申請件数などが発表される。
注目としては、豪10月雇用統計は強弱次第も、影響は限られそう。ECB理事会の議事録では、今後の利下げ姿勢が焦点となるが、既に市場ではECBの12月利下げは織り込まれており、反応は限定される見通し。また、米10月卸売物価指数と週間新規失業保険申請件数の結果が焦点となるが、米10月卸売物価指数は昨日のCPIが安定した結果も、米長期金利の上昇が続いたことは不透明感が強い。もし、週間新規失業保険申請件数と合わせ技で弱い結果となるなら、巻き戻しの動きも想定されることは、留意しておきたい。
また要人発言の機会も多いが、特にパウエルFRB議長の発言が注目となる。12月の利下げに否定論が見えているが、恐らく断言することはなく、引き続き「データー次第」等の話でお茶を濁しそうだ。その場合、反応が出るかは不透明、ただ、直近の長期金利の異常な上昇を考えると牽制的な発言が出る可能性も考慮しておきたい。
戦略としては、ドル円は、直近高値を超える155.62まで上値を拡大も、上値追いは避けたい。上値は、156円越えをストップに、慎重に売り上がり。超えても157.10、157.62-86、158.86、159.45をストップに順次売り場探し。下値は、154.34を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、153.89、153.32-41、152.14、151.30-34、150.50-60、149.09や148.85割れをストップに順次買い直しとなる。
ユーロドルは、1.0556まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは避けたい。下値は1.0556が維持されると売りは利食いで、買いは1.0507-17や1.0496割れをストップに慎重に買い下がり。割れても1.0448割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.0653-63を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.0728、1.0825-57、1.0937、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2686まで拡大も突っ込み売りは避けたい。下値は1.2686が維持されると売りは利食いで、買いは1.2665割れをストップに買い下がり。割れても1.2612、1.2446、1.2300割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.2768が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.2832、1.2874、1.2926、1.3010、1.3048-71、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに順次売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、166.69まで上値を拡大も、更なる展開とならず、下値は163.21-24が維持されると売りは利食いで、買いはは割れるなら止めるか、162.78割れをストップの買い場探し。割れても161.85、161.00、160円、158.71割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、164.80が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、166.10-12をストップに売り上がり。超えても166.69、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。
ポンド円は、199.56まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は198円ミドルが押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて199.56-81越えをストップに売り直し。更には201.15や202.15をストップに売り直しとなる。下値は、196.50-66を前に下げ渋りでは売り利食い、買っても割れるなら止めて、195.11-37、194.58、193.58-84ゾーン、192.71-80割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、102.41まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、101.29-36が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、102.41をストップに売り直し。越えるなら止めても103.12越えをストップに売り直しとなる。下値は100.02-15が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、99.09-54、98.69-75、97.95-35、97.63、96.72、95.33割れをストップに順次買い場探しとなる。
NZD円は、92.47まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は92.47を前に上げ渋りでは買いは利食い、売り上がって、ストップは92.47越え、更に超えても92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、90.75が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、90.08-43や89.80-87割れをストップに買い直し。更には89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。