昨晩はドル買いに一定の利食いが優勢となった。本日は週末もあって、同様な展開が続くか注目したい。
本日の経済指標としては、英10月GFK消費者信頼感調査、日本の10月東京都区部消費者物価、9月企業向けサービス価格指数、8月景気先行指数・改定値、独9月輸入物価と10月ifo企業景況感指数、仏10月消費者信頼感指数、トルコ9月製造業信頼感指数、ユーロ圏9月家計向け融資伸び率、ユーロ圏9月消費者インフレ期待、加8月小売売上高、米9月耐久財受注、10月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値などが発表される。
注目としては、独10月ifo企業景況感指数は、ドイツ経済の弱さに注目が集まる中、比較的良好な指標も出ており、行き過ぎ感が見えるとユーロの買い戻しにつながるか注目。米国では、10月ミシガン大学消費者信頼感指数が確報値ではあるが、強弱が見えた場合、一定の動きが出易いが、ただ、直近のドル買いを見ると、弱い結果の方がリスクは大きそうだ。
その他FRBのブラックアウト期間を前に、金融イベントが続き、要人発言も注意となるが、総じて織り込みの範囲に留まりそうだ。
尚、週末は日本の衆院選投開票が実施される。自公民での過半数維持に警鐘が示される中、これを前に、日経平均株価には調整的な売りが出易いことは留意。また結果がどうなるかは不透明だが、もし実際に自公民の過半数割れが決定した場合、週初には、再び日本版ブラック・マンデーとなるリスクが指摘されていることは、留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、153.19まで上昇も更なる展開とならず、上値は、152.32が押さえると買いは利食い優先で、売りは153.19をストップに売り上がりとなる。また超えても153.91、155.22、156円越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、151.55円を前に下げ渋りでは売りが利食い優先で、買いは割れるなら止めて、150.50-60割れをストップに買い直し。更には149.09や148.85、148.30-41や148円をストップに買い直しとなる。
ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1214まで反発も、現状はこれが上値を抑え1.0761まで再下落、ただ一旦下値を支えており、下値は1.0761を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0710-36、1.0663-66割れをストップに、順次買い直しとなる。上値は、1.0838が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.0870-17、1.0952-55、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルは、1.2907まで下落も、一旦維持する形。下値は1.2907を前に下げ渋りでは売りは利食い、買い下がっても1.2907を割れるなら止めて1.2747、1.2665、1.261をストップに順次買い場探し。上値は、1.2995-15が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3071、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、165.02まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、165.02を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、163.80が維持されると売りは利食い、買いは割れるなら止めて、163円まで慎重に買い下がって、ストップは162.78割れ。割れても161.85、161.00、160円、158.71割れをストップに順次買い直しとなる
ポンド円は、198.45まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は197.45を前に上げ渋りでは買いは利食い、売りは198.45をストップに売り上がり。ただ、越えるなら止めて199.48越えをストップに売り直し。下値は、196.43を前に下げ渋りでは売り利食い、買い割れるなら止めて195.86、195.11、194.58、193.58-84ゾーン、192.71-80、191.74、190.42、189.57-86割れをストップに順次買い場探しとなる。、
豪ドル円は、101.70まで再反発も更なる展開とならず、上値は101.70-78を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は100.46を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、99.95-16,99.09-21、98.69-75、97.95-35、97.63、96.72、95.33、94.70割れをストップに順次買い場探しとなる。
NZD円は、92.05まで再反発も更なる展開とならず、上値は92.05-30を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、91.05を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは90.45-69割れをストップ、割れても90.08や89.80-87割れ、更には89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。