昨晩の海外(2024/10/25)

 昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数が強い結果となるも失業保険継続受給者数が弱く、10月製造業とサービス業PMIの速報値や9月新築住宅販売件数は予想を上回ったものの、相場の反応は総じて限られた。米10年物国債利回りは、4.188%から4.240%で高止まりしたが、直近のドル買いに修正の動きが優勢となった。尚植田日銀総裁は、G20財務相・中央銀行総裁会議後の会見で、「円安に伴う物価情勢への分析に時間的余裕がある」、「円安だけでなく、米経済も含めて全体を見る必要がある」、加藤財務相は「為替市場での過度な変動に注意を払う必要がある」と話した。
 ドル円は、152.32まで反発後、151.55まで下値を広げ、ユーロドルは、独10月製造業とサービス業PMIの速報値、ユーロ圏10月製造業の速報値が予想を上回るも、サービス業PMIは弱かったが、1.0771から1.0830まで反発、ポンドドルも英10月製造業とサービス業PMIの速報値が弱い結果となるも、1.2988まで反発後、対ユーロの売りに押され1.2948まで下落、このレンジの動きに終始した。尚ユーロポンドは0.8349までじり高となった。
 一方クロス円では、ユーロ円が164.49から163.89で上下、ポンド円は197.64まで反発後196.43まで下落、オージー円は100.46、NZD円は91.05、カナダ円は109.41まで一時利食いに押された。