今日の裏読み、表読み(2024/10/24)

 昨晩のドルの堅調な展開が続いた。ただ、引き続きFOMCの利下げ路線を考えると、行き過ぎ感が強いこと、また、軟調な株価にもリスクオフの動きが広がっておらず、不透明感が残ることは留意しておきたい。
 本日の経済指標としては、仏10月企業景況感指数・製造業景況感指数、ユーロ圏各国の10月製造業とサービス業PMI・速報値、英10月製造業とサービス業PMI・速報値、米国では、9月建設許可件数・改定値、週間新規失業保険申請件数、米10月シカゴ地区連銀全米活動指数、10月製造業・サービス業・総合PMIの速報値、9月新築住宅販売件数、9月カンザスシティー連銀の総合指数と製造業活動指数などが発表される。
 注目としては、欧英米各国の10月製造業とサービス業PMI・速報値に格差が見えると一定の動きが出そう。米国では、週間新規失業保険申請件数や9月新築住宅販売件数などが弱い結果となるなら、直近上昇を続けている米長期金利の上値を押さえそうで、これを背景としてドル買いも、巻き戻しの動きには注意しておきたい。
 また、金融イベントが続くこと、手掛かり難もあって要人発言の変化なども注目しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、153.19まで上昇、一過性の動きであり注意が必要となりそうだ。上値は、153.19が押さえると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、153.91、155.22、156円越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、152円を前に下げ渋りでは、売りが利食い優先で、買いは152円を割れるなら止めて、150.50-60割れをストップに、買い直し場を探す形。割れても149.09や148.85割れをストップ、更には148.30-41や148円をストップに買い直しとなる。 
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1214まで反発も、現状はこれが上値を抑え1.0761まで再下落。ただ突っ込み売りは出来ず、下値は1.0761を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0710-36、1.0663-66割れをストップに、順次買い直しとなる。上値は、1.0807-38が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.0870-17、1.0952-55、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3435まで上値拡大も、1.2907まで再下落。ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は1.2907が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.2747、1.2665、1.261をストップに順次買い場探し。上値は、1.2995-15が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3071、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、165.02まで上値を拡大も、上値追いは避けたい。上値は、165.02を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、164円前後が維持されると売りは利食い、買いは割れるなら止めて、163円台を慎重に買い下がって、ストップは162.78割れ。割れても161.85、161.00、160円、158.71割れをストップに順次買い直しとなる
 ポンド円は、198.45まで上値を拡大も、上値追いは避けたい。上値は198.45を前に上げ渋りでは買いは利食い、売りはこれを越えるなら止めて、199.48越えをストップに売り直し。下値は、196.89を前に下げ渋りでは売り利食い、買い割れるなら止めて195.11、194.58、193.58-84ゾーン、192.71-80、191.74、190.42、189.57-86割れをストップに順次買い場探しとなる。、
 豪ドル円は、101.70まで再反発も上値追いは避けたい。上値は101.70-78を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は100.91を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、99.95-16,99.09-21、98.69-75、97.95-35、97.63、96.72、95.33、94.70割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、92.05まで再反発も上値追いは避けたい。上値は92.05-30を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、91.20を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは90.45-69割れをストップ、割れても90.08や89.80-87割れ、更には89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。