今日の裏読み、表読み(2024/10/23)
金融政策としては、カナダ銀行が政策金利を公表する。0.50%の利下げが想定されているが、これは一定の織り込みの範囲も、声明などで更なる緩和が示唆されるケースでは、やはりカナダドルの上値を押さえそうだ。
経済指標としては、トルコ9月消費者信頼感指数、南ア9月消費者物価指数、メキシコ9月小売売上高、ユーロ圏10月消費者信頼感・速報値 、米国では9月中古住宅販売件数と地区連銀経済報告などが公表される。
注目は、ユーロ圏10月消費者信頼感・速報値となるが、直近弱いユーロ圏経済が指摘される中、比較的良好な指標が続いており、強弱次第も、強い結果がユーロ相場を支えるか注目したい。
また、今週は金融イベントが続くことで、要人発言の機会も多い。ECB関連では、次の連続利下げの思惑、英中銀関連では、次の利下げ時期に思惑が高まるか注目。一方FRB関連では、次回の据え置きの思惑が高まっているが、これに対して否定的な発言が見えるか注目したい。
一方、決算発表が続く株価市場関連では、東京メトロが東証に本日上場する。ご祝儀相場期待だが、ただ、振るわない結果となるなら、昨日から急速の弱地合いとなっている日経平均には、悪い影響がありそうで注目しておきたい。
その他米長期金利の反転が続いている。11月5日の米大統領選を睨んで、トランプ氏の勝利の思惑からインフレ懸念が再燃しているようだが、ただ、FOMCの利下げスタンスは変わらず、長期金利の上昇を背景としたドル買いを追いかけるのは避けておいた方が良いだろう。
戦略としては、ドル円は、151.20まで上昇も追いかけるのは避けたい。上値は、テクニカル的に重要な152円前後越えをストップに、順次売り場探しとなる。下値は、150.50前後維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、149.09や148.85をストップに買い直し。更に割れても148.30-41や148円をストップに買い直し。更には147.25-34、146.41、145.91、144.63-68割れをストップに買い直し場を探したい。
ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1214まで反発も、現状はこれが上値を抑え1.0793まで再下落。ただ突っ込み売りは出来ず、下値は1.0778を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.0710割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.0838が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.0870-17、1.0952-55、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3435まで上値拡大も、1.2945まで再下落。ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は1.2932-45が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.2747、1.2665、1.261をストップに順次買い場探し。上値は、1.3015が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3071、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、163.67まで上昇も更なる展開とならず、上値は、163.67を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、164円、164.83-12、156、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、162.78を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、161.85、161.00、160円、158.71割れをストップに順次買い直しとなる
ポンド円は、196.53まで上値を拡大も、上値追いは避けたい。上値は196.53を前に上げ渋りでは買いは利食い、売りはこれを越えるなら止めて、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、195.11を前に下げ渋りでは売り利食い、買い割れるなら止めて149.58、193.58-84ゾーン、192.71-80、191.74、190.42、189.57-86割れをストップに順次買い場探しとなる。、
豪ドル円は、101.05まで再反発も上値追いは避けたい。上値は101.05や101.43を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は99.95-16を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、99.09-21、98.69-75、97.95-35、97.63、96.72、95.33、94.70割れをストップに順次買い場探しとなる。
NZD円は、91.50まで再反発も上値追いは避けたい。上値は91.50を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、91.93-96、92.30、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、90.45-69を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは90.08や89.80-87割れをストップ、割れても89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。