先週の週末は、石破氏の総裁就任で、日経平均株価先物やドル円相場の急落で終わった。ただ、今後は衆院解散総選挙への期待感もあり、この動きを追いかけるのは危険。
一方今週は、週末の米雇用統計を睨んだ展開。ISM両指標なども発表されることで、米経済に対する注目度も高まるところ。この点に関しては、米雇用の弱い形に目が行っているが、これもあまり追いかけると、案外強い指標結果に巻き戻しの動きもありそうだ。
本日の経済指標としては、日本の8月鉱工業生産・速報値、8月小売業・百貨店/スーパー販売額、8月新設住宅着工戸数、NZ9月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、豪8月住宅ローン・民間部門貸付、中国では、9月国家統計局の製造業とサービス業PMI、9月財新の製造業とサービス業PMI、独8月輸入物価指数、8月小売売上高、9月消費者物価指数・速報値、英国では、第2四半期GDPと経常収支・改定値、9月ネーションワイド住宅価格、8月消費者信用残高、8月住宅ローン貸付額・承認件数、スイス9月KOF景気先行指数、南ア8月貿易収支と財政収支、米国では9月シカゴ購買部協会景気指数とダラス連銀製造業業況指数などが発表される。
注目としては、中国のPMIとなるが、一応金融緩和に対する期待感もあって、一定の反発もありそう。その場合株価などにプラス面はあるが既に一定の織り込みの範囲に留まりそうだ。また米国では、9月シカゴ購買部協会景気指数とダラス連銀製造業業況指数などの景況感に若干注目されるが、あまり影響力の強い指標ではなく、反応は限られそう。
要人発言としては、今週も秋の金融イベント・シーズンで、海外中銀の要人発言が続く。ただ、恐らくは金融緩和を急がない姿勢が示される見通しで、そういった面が相場を支えるか留意しておきたい。
その他本日は、本邦が中間決算期末、海外では月末、四半期末で、引き続き仲値やロンドン・フィキシングでのフローの動きにも注目して対応したい。
戦略としては、ドル円は、下値を139.58で維持して146.49まで反発も、ウ上値を抑えられる形。ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は、142.07の金曜日の安値を維持するなら押し目買いから入る形。ストップは141.74割れ。割れても141.13、140.43-45をストップに買い直し。更には140円前後から買い下がって、139.58や139.50割れがストップとなる。上値は、143.09や143.77が押さえると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、145円をストップに売り直し。更には146.49越えをストップ、越えるケースでは倍返しも検討されるが、147.21-35、148.27、149.39越えをストップに、順次売り場探しとなる。
ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1214まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。下値は、1.1122-25ゾーンが維持されると売りは利食いで、買い下がっても、ストップは1.1083-04ゾーン割れ。割れても1.1068割れをストップに買い直し、更には1.1002-05、1.0950、1.0882、1.0778、1.0710割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、1.1203-14を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.1276、1.1396、1.1495越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3435まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は1.3427-35が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.3500や1.3550、1.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。下値は、1.33ミドルが維持されると売りは利食いで、買いは1.3313割れをストップ、割れても1.3249割れをストップに買い直し。は割れるなら止めて1.3146-75、1.3115、1.3002-33、1.2940-75割れをストップに、順次買い直しとなる
一方クロス円では、ユーロ円は、下値を155.15で維持して、163.50まで反発も、更なる展開とならず、下値は、148.57が維持されると売りは利食いで、買いは158.42割れをストップ、割れても158.42、157.78、157.05-11円割れをストップに順次買い直しとなる。。上値は160.11が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、161円や162円越えをストップに利食いや売り直し。163.50を越えて倍返しも検討されるが、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し
ポンド円は、183.72まで再下落もこれを維持して、195.98まで再反発も更なる展開とならず、下値は、190.02が維持されると売りは利食いで、買いは188.73割れをストップ、割れても188.17、187.36、186.68割れをストップに順次買い場探しとなる。、上値は、192.24が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、194円越えをストップに売り直し。更には195.98、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。
豪ドル円は、下値を93.60で維持して100.73まで再反発も上値を抑える形。下値は、98.03が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、97.63、96.72、95.33、94.70、93.43-87割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は99.81が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、100.73、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる
NZD円は、86.28で下値を支えて、92.30まで再反発も上値を抑える形。下値は、90.06が維持されると売りは利食いで、買ってもストップは89.80割れ。割れても89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。上値は91.04が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、92.30、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。