今日の裏読み、表読み(2024/09/20)
ただ、一部円絡みでは、株価の上昇にも、リスクオンの動きは広がらず、恐らく本日の日銀金融政策決定会合を控えたポジション調整が相場を圧迫した模様。そうなると本日の結果でまたぞろ、ポジション調整の再構築が始まるリスクは残りそうだ。
金融政策としては、中国人民銀行が貸出基礎金利、日銀が政策金利を公表する。
中国は景気浮揚のために、利下げ傾向となっているが、今回利下げが実施されるかは不透明も、直近関心度が低下しており、影響は加がいられそう。また、日銀は不安定な株価もあって、今回据え置きが想定される。ただ、植田総裁は、引き続き利上げ姿勢を示すと見られるが、急ぐ姿勢は示さず、またぞろ投機筋の円売りのタイミングを与えることになるか注目した。
経済指標としては、英9月GFK消費者信頼感調査、日本の8月全国消費者物価指数、英8月小売売上高と公共部門純借入所要額・純借入額、独8月生産者物価指数、仏9月企業景況感・製造業景況感指数、トルコ9月消費者信頼感指数、加7月小売売上高、8月生産者物価指数、8月鉱工業製品・原料価格指数、ユーロ圏9月消費者信頼感・速報値などが発表される。
米経済指標の発表はなく、注目度は低下しているが、ユーロ圏9月消費者信頼感・速報値に、予想比で強弱が見えた場合、一定の動きが出るだろうが、リスクは弱めの結果となる。
要人発言としては、IMFのイベントで、ラガルド総裁が発言する。焦点は今後の利下げの姿勢に関しての発言だが、断定的な話はしない見通しで、総じて影響は限られそう。その他、株価や米長期金利、日本の3連休を控えて、週末のポジション調整の動きにも留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、下値を139.58まで拡大もこれを維持する形。上値は、143.77-95が押さえると買いは利食いで、売りは144.23をストップに売り上がり。更には145円、146.29、147.21-35、148.27、149.39越えをストップに、順次売り場探しとなる。下値は141.87-05を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、141.13をストップに買い直し。更には140.43-45をストップ、割れても140円前後から買い下がって、139.58や139.50割れをストップ、割れるケースでは倍返しも検討されるが、139円、138.50のサイコロジカルが維持されると売りは利食い優先で、買いもタイト・ストップで検討したい。
ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1202まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。下値は、1.1069が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.1002-05をストップに買い直し。更に割れても、1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、1.1179-91を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.1276をストップに売り直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3266まで上値拡大も更なる展開とならず、下値は、1.3220が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.3146-75、1.3115、1.3002-33、1.2940-75、1.2882、1.2799、1.2726、1.2665、1.2613-16割れをストップに、順次買い直しとなる。上値は、1.3315を前に上げ渋りでは、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて1.3350、1.3431.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。
一方クロス円では、ユーロ円は、162.89で反発が抑えられて、155.15まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、158.97を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは越えるなら止めて、161円ミドル、162.89-19、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、158.34-85ゾーンが維持すると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、157.78、157.05-11、156.73、156.05、155.15、154.42、153.15、150円割れをストップに買い直しとなる。
ポンド円も193.49まで反発後、183.72まで再下落もこれを維持する形。上値は、190.40を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、191.20、192.08、193.49、193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、188.17-73を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、187.36、186.68、185.84、185.29、183.72-77、182.81-06、181.61、180.69、180.11割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を99.87で押さえられて93.60まで下落もこれを維持する形。上値は、97.88を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、98.53-87、99.87-02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、96.90を前に下げ渋りでは、売りは利食い優先で買いは割れるなら止めて、96.66-00、95.33、94.70、93.43-87、93円や92円、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。
NZD円は、83.08の安値からの反発が96.11で抑えられて86.28まで下値を一時拡大も維持する形。上値は89.70が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて90.05、90.54-78、91.66、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、88.61を前に下げ渋りでは売りは利食い優先。買いは割れるなら止めて、87.50-88、87.11、86.85、86.28、85.86、85.00-36割れをストップに順次買い直しとなる。