今日の裏読み、表読み'(2024/09/09)

先週週末は、米雇用統計の結果を受けて、リスクオフの動きが広がった。ただ、弱い雇用は一定の織り込みもあって、特に株価が大きく下げたことが追い打ちをかけた形となった。
 今週は米物価指数が焦点となるが、特に株価の動きが波乱となりそう。ただ、弱い結果が見えた場合、9月のFOMCでの0.50%の利下げ思惑を強めると見られ、その場合金融緩和期待が、株価を支えることが出来るか注目となる。
本日の経済指標としては、日本の4-6月期四半期GDP・2次速報、7月国際収支、8月景気ウオッチャー調査、中国の8月消費者・生産者物価指数、メキシコ8月消費者物価指数と7月生産者物価指数、米国では、NY連銀の8月インフレ期待、7月卸売売上高・月卸売在庫、7月雇用傾向指数、7月消費者信用残高などが公表される。
 注目としては、円高が強まる中、日本の指標も若干注意。GDPは2次速報でブレなければ影響は少ないが、強い結果や国際収支の悪化が続くなら円相場の上値を押さえそうだ。一方米国では、今週の米物価指標の発表を控えて、NY連銀の8月インフレ期待の強弱に注目。弱い結果が見えた場合、ドルの上値を押さえそう。また、8月の米NFPが弱かったこと、米景況感に焦点が当たる中、普段あまり注目されない7月雇用傾向指数や消費者信用残高ななどにも注意を払っておきたい。

 戦略としては、ドル円は、下落を141.70で維持して149.39まで反発も、再度141.78まで下値を拡大。下値は、141.70-78が維持されるか大きな焦点となるが、維持では買っても割れるなら止めて、140.25や140円割れをストップに、買い直しとなるが、こういった下落では反発があれば、反発ではしっかりと利食って置くのが安全となりそうだ。上値は、143円が押さえると買いは利食い優先で、売りは慎重に売り上がって、ストップは144.06-23越え。超えても145円、146.29、147.21-35、148.27、149.39、150.89越えをストップに、順次売り場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1202まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、1.1155を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めるか、1.1191-02をストップに売り直し。超えても1.1276をストップに、売り場探しとなる。下値は、1.1040-60-78が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めるか、1.1026割れをストップに買い下がり。割れても1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3266まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は、1.3238が押さえると買いは利食いで、売りは1.3266をストップに売り上がり。超えるなら止めて1.3350、1.3431.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。下値は、1.3110が維持されると売りは利食い優先で、買いは1.3088をストップに買い下がり。更に割れても1.2940-74、1.2882、1.2799、1.2726、1.2665、1.2613-16割れをストップに、順次買い直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、162.89で反発が抑えられて、157.47まで下値を拡大。下値は、157.47が維持できるなら買っても、ストップは157.30-47ゾーン割れ。割れるなら止めて155.17、154.42割れをストップに、順次買い直しとなる。上値は、159.64-80を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、161円ミドル越えをストップに売り直し。更に超えても162.89-19、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円も193.49まで反発後、186.52まで再下落。下値は、186.48-52が維持されると買っても、割れるなら止めて、184.47、182.81-06、180.11割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、189.54-70を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売り上がっても、超えるなら止めて、191.20、192.08、193.49、193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。
 豪ドル円は、90.14からの反発が99.87で押さえられる形。下値は、94.72-78が維持さえると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、94.09、93.43、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、96.97-05が抑えると利食い優先も、売っても超えるなら止めて、97.66越えをストップ、更に超えても98.53-87、99.87-02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。
 NZD円は、83.08の安値からの反発が96.11で抑えられて87.70まで再下落。下値は、87.70が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、87.11、86.70、85.86、85.00-36割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、89.50-52が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、90.05、90.54-78、91.66、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる