今日の裏読み、表読み(2024/09/06)

 昨晩は、週末の雇用統計の発表を控えて、神経質な展開となった。今夜は米雇用統計次第で、9月のFOMCの思惑を高めそうだ。
 本日の経済指標としては、日本の7月全世帯家計調査と月景気先行・一致指数・速報値、豪7月投資用・居住用住宅ローン、独7月鉱工業生産と貿易収支、英7月ハリファックス住宅価格、仏7月鉱工業生産と国際収支、スイス8月SECO消費者信頼感指数、ユーロ圏第2四半期GDPと就業者数・改定値、加8月雇用統計、米8月雇用統計などが発表される。
 注目はやはり米8月雇用統計で、非農業部門雇用者数は、+16.5万人、失業率は前回から改善して4.2%が想定されている。予想比での動きが焦点となるが、直近弱い米雇用指数が続いており、弱い結果は既に織り込みの面があることは留意しておかなければならない。特に非農業部門雇用者数は、+10万人割れはショックとなるも、もし想定範囲に留まるなら、直近のドル売りに大きな巻き戻しが出そうだ。
 その他週末からのFRBのブラックアウト期間を前に、ウィリアムズNY連銀総裁やウォラーFRB理事が発言する。発言に反応があるかは不透明だが、9月の利下げの可能性を示唆する一方、総じて雇用に関しては楽観的な姿勢を見せるか注目しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、下落を141.70で維持して149.39まで反発も、更なる展開とならず、下値は、142.85をストップに押し目買いも、割れるなら止めて142円全土まで慎重に買い下がる形も、このストップは141.70割れ。割れても140.25や140円割れをストップに、買い直しとなるが、こういった下落では反発があれば、反発ではしっかりと利食って置くのが安全となりそうだ。上値は、144.23を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは、超えるなら止めて、145円をストップに売り直し。超えても146.29、147.21-35、148.27、149.39、150.89越えをストップに、順次売り場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1202まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。今夜は米雇用統計次第で荒れた展開が想定され注意が必要だが、上値は、1.1140を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めるか、1.1191-02をストップに売り直し。超えても1.1276をストップに、売り場探しとなる。下値は、1.1040-60-76が維持されると売りは利食いで、買いは1.1026割れをストップ、割れるなら止めて1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3266まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は、1.3200-27が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3266、1.3350、1.3431.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。下値は、1.3127-37が維持されると売りは利食い優先で、買っても割れるなら止めて、1.3088をストップに買い直し。更に割れても1.2940-74、1.2882、1.2799、1.2726、1.2665、1.2613-16割れをストップに、順次買い直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、162.89で反発が抑えられて、158.55まで下落も突っ込み売りは避けたい。下値は、158.55をストップに押し目買い。割れるなら止めて、157.70や157.30、155.17、154.42割れをストップに、順次買い直しとなる。上値は、159.80や160円が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、161円ミドル越えをストップに売り直し。更に超えても162.89-19、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円も193.49まで反発後下値を拡大も、突っ込み売りは避けたい。下値は、慎重に188.07割れをストップに買い下がり。割れても187.59、186.48、184.47割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、189.79や190円が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、191.20越えをストップに売り直し。更に超えても192.08、193.49、193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。
 豪ドル円は、90.14からの反発が99.87で押さえられる形。下値は、96.11をストップに買い場探し。割れても94.72、94,09、93.43、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、97.05が抑えると利食い優先も、売りは97.66越えをストップに売り上がり。超えても98.53-87、99.87-02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。
 NZD円は、83.08の安値からの反発が96.11で抑えられる形。下値は、88.62が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、87.92-88.24ゾーンをストップに買い直し。更に割れても87.11、86.70、85.86、85.00-36割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、89.52が押さえると買いは利食い優先で、売りは90.05越えをストップに売り上がり。超えても90.54-78、91.66、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる