昨晩の海外(2024/08/31)


 金曜日の海外市場は、米7月個人消費支出は、総じて予想通りと堅調を維持、8月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値は予想を下回ったがが、8月シカゴ購買部協会景気指数が予想を上回り、9月のFRBの大幅な利下げ観測が後退、米10年物国債利回りが3.852%から3.921%まで上昇し、月末のフローもあって、ドルが堅調な展開となった。なお、シュナーベルECB専務理事が「ECBは利下げを慎重に進めるべき」、レーン・フィンランド中銀総裁やミュラー・エストニア中銀総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁などは、9月利下げの可能性を示唆した。
 ドル円は、146.25までじり高、ユーロドルは、ユーロ圏8月消費者物価指数・速報値が市場予想通りの結果となったが、1.1044まで下落、ポンドドルも1.3110まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は161.64、ポンド円は191.89まで買い戻され、オージー円は98.97から98.56で揉み合い、NZD円は91.24まで反発、カナダ円は、予想を上回る加4-6月期四半期GDPを受けて108.33まで値を上げた。