今日の裏読み、表読み(2024/08/29)

 昨晩は、米エヌビディアの決算発表を控えて株価が乱高下、総じてリスク回避の動きが優勢となった。本日は、既にエヌビディアの決算が、前年比2倍程度の利益と堅調が示されるも、時間外の株価は期待を下回ったことで下落しており、本日も株価の動向には最大の注意を払いたい。
経済指標としては、NZ8月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、豪第2四半期民間設備・建設・工場・機械類設備投資、日8月消費者態度指数・一般世帯、トルコ7月経済信頼感指数、ユーロ圏8月消費者信頼感・確定値と経済信頼感、8月消費者インフレ期待指数、南ア7月卸売物価指数、独8月消費者物価指数・速報値、加第2四半期経常収支、米国では、第2四半期GDPと個人消費・改定値、7月卸売・小売在庫、7月企業収益・速報値、週間新規失業保険申請件数、7月住宅販売保留指数などが発表される。
注目は、米第2四半期GDPと個人消費・改定値や週間新規失業保険申請件数となる。FOMCでの9月利下げが間違いない中、米経済指標は良好な結果を維持しており、良好が続くならドルを支えそう。ただ、一方で雇用者数の大幅な下方修正もあって、米国の雇用環境には不安が残っている。週間新規失業保険申請件数に弱い結果見えると不安は続きそうだ。
その他、本日は、米7年物国債の入札が実施される。米国の入札週は、米長期金利が下げ難く、金利の高止まりがドルを支えるか注目したい。また月末に向けたフローの動きも注意となる。

 戦略としては、ドル円は、下落を141.70で維持して149.39まで反発も、更なる展開とならず、下値は直近の安値143.45が2番底となるか注目で、下値は143.45-69をストップに押し目買いからも、割れるなら止めて、142-3円ゾーンを慎重に買い下がる形も、ストップは141.70割れ。割れても140.25や140円割れをストップに、買い直しとなるが、こういった下落では反発があれば、しっかりと利食って置くのが安全となりそうだ。上値は145.04-18を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、超えるなら売りは止めて、146.48-53をストップ、超えても147.35をストップに売り場探しとなる。ただ、超えると一定の反発期待となるが、その場合も148.27、149.39、150.89越えをストップに、順次売り場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1202まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、1.1191や1.1202を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.1276をストップに、売り上がりとなる。下値は、1.1098-05が維持されると売りは利食いも、買いは割れるなら止めて、1.1030、1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3266まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は1.3266が押さえると買いは利食いで、売りは1.3300越えをストップに売り上がりとなる。超えても1.3438、1.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。下値は、1.3167が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.3076割れをストップに買い直し。更には1.3011、1.2974、1.2940、1.2882、1.2799、1.2726、1.2665、1.2613-16割れをストップに、順次買い直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、175.43が上値を抑えて、下落が154.42まで拡大も、これを維持する形。上値は、161.37が押さえると買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、162.18、162.71-19ゾーン、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、160.42-45を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、159.80、158.94、157.70や157.30、155.17、154.42割れをストップに、順次買い直しとなる。
 ポンド円は、208.12で上値を押さえられて、下落が180.10まで拡大もどうにか維持する形。上値は、191.93-02が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、193.27、193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、190.24が維持されると売りは利食いも、買いは189.46-51をストップに買い下がり。割れても188.85-93ゾーン、188.23、187.59、186.48、184.47割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を109.38でCapされて、下落が90.14まで下値を拡大も、どうにか維持する形。上値は、98.42-61を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、98.91-10、100.02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、97.27-58を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて96.73-00、96.22、94.72、94,09、93.43、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、99.03まで上値を抑えられて、下値を83.08まで下値を拡大もどうにか維持する形。上値は、90.46が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて90.86、91.53越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、89.54-77が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、89.13割れをストップに買い直し。更には87.92-88.24、87.11、86.70、85.86、85.00-36割れをストップに順次買い直しとなる。