昨晩の海外(2024/08/28)

 昨晩の海外市場は、アジア市場からの円売り地合いも、日欧株価指数が、エヌビディアの決算を控えて失速したことなどから、利食いが優勢な形となった。米経済指標としては、8月消費者信頼感指数は予想を上回ったが、8月リッチモンド連銀製造業指数や第2四半期と月次の住宅価格指数が予想より弱く影響は限られた。また米10年物国債利回りは3.816%から3.867%での上下の動きに留まったが、ドルにも売りが優勢となった。尚、クノット・オランダ中銀総裁は「9月のECB理事会での利下げ判断の前に、もう少しデータを確認したい」と述べている。
 ドル円は、143.92までじり安、ユーロドルは、独4-6月期GDP・改定値は速報から変化はなく、1.1150から1.1191まで反発、ポンドドルも1.3266まで上昇した。
 一方クロス円では、ユーロ円が162.18を高値に160.88まで下落、ポンド円も191.93から190.63、オージー円は98.42から97.67、NZD円は90.31から89.77、カナダ円は107.76から106.99まで利食いに押された。