今日の裏読み、表読み(2024/08/14)
金融政策としては、NZ準備銀行が政策金利を公表する。据え置きが想定されており、織り込みとなる。ただ、声明やオアNZ中銀総裁の記者会見において、警戒感を残すとNZドル相場の下支え要因。
経済指標としては、英7月消費者・生産者物価・小売物価指数、スウェーデン7月消費者物価指数、仏7月消費者物価指数・改定値、ユーロ圏では、第2四半期GDP・改定値、第2四半期就業者数・速報値と6月鉱工業生産、南ア6月小売売上高、米国では、7月消費者物価指数、週平均実質所得と7月クリーブランド連銀・消費者物価指数などが発表される。
注目は英米の消費者物価指数となる。英国では、8月の利下げ後次の利下げのが焦点となるが、強い結果の方がリスクとなる。また、米国では、昨日の生産者物価指数が予想を下回っており、既に弱めが織り込みであり、逆に強い結果の方がサプライズとなることは、留意しておきたい。
尚、中東情勢に関しては、パレスチナ自治区ガザでの停戦合意が成立すれば、イランはイスラエルに対する報復攻撃を見送る可能性があるとの楽観的な見方が出ているが、メンツがつぶれたイランがそれで黙るとも思えない。あまりにも市場に楽観がまん延するなら警戒感は残しておきたい。
戦略としては、ドル円は、反発が161.95でCapされて、下落が141.70まで拡大もこれを維持する形。上値は148.22を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、150.89、151.26、153.88、155.22、156.00-27、156.64、157.17、157.86、158.09、158.62や158.86越えをストップに、順次売り場探しとなる。下値は、146.27を前に下げ止まりでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、145.41-61、144.05、143.40をストップに買い直し。ただし、141.70割れと崩れ気味となるので注意だが、その場合も140.25や140円割れをストップに、買い直しとなる。
ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1009まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.1009-43を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.1140、1.1276をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0909-15の維持では売りは利食いで、買いは1.0882割れをストップに買い下がり。割れても1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3045まで反発も、現状は上値を抑える形。上値は、1.2873-88を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.2938-43、1.3045、1.3143をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.2813が維持されると売りは利食い、買っても割れるなら止めて、1.2726、1.2665.2613-16、1.2446、1.2300割れをストップに、順次買い直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、175.43が上値を抑えて、下落が154.42まで拡大も、これを維持する形。上値は、161.95が押さえると買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、162.89や163.43、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、160.64を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、159.80、158.94、157.70や157.30、155.17、154.42、割れをストップに、順次買い直しとなる。
ポンド円は、208.12で上値を押さえられて、下落が180.10まで拡大もどうにか維持する形。上値は、189.52を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは越えるなら止めて、190.52、193.27や193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、187.59が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、186.48、184.47、182.81-183.06をストップに買い直し、更には180.10-60割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を109.38でCapされて、下落が90.14まで下値を拡大も、どうにか維持する形。上値は、97.86を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、98.75、100.02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、93.73や96.22を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、94.72、94,09、93.43、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。
NZD円は、99.03まで上値を抑えられて、下値を83.08まで下値を拡大もどうにか維持する形。上値は、89.40が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、89.96、90.86、91.53越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、88.47の維持では売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、87.92、87.11、86.70、85.86、85.00-36、84.05、83.08割れをストップに順次買い直し。