昨晩の海外市場は、米6月卸売売上高は予想を下回ったが、米週間新規失業保険申請件数が予想より強く、米10年物国債利回りが4.022%まで上昇、ドル買いが優勢となった。また、米株価指数が反転したことで、リスク回避の動きに巻き戻しの円売りが優勢となった。バーキン・リッチモンド連銀総裁は、「失業率は上がることが示唆される」、トランプ前米大統領は「大統領には金融政策に一定の発言権があるべきだ」、「多くの場合、私はFRB議長よりも優れた直感力を持っている」、ダドリーNY連銀前総裁は、「また、景気後退ではないが、FRBの利下げは遅れている」と述べている。
ドル円は、145.61から147.54まで反発、ユーロドルは、1.0945から1.0882まで下落、ポンドドルは、対ユーロでの買いに1.2665から1.2753まで反発した。尚ユーロポンドは、0.8625から0.8560まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は159.25から160.89、ポンド円は184.80から187.89、オージー円は95.30から97.15、NZD円は87.26から85.55、カナダ円は105.98から107.36まで買い戻された。