昨晩の海外市場は、米4月中古住宅販売件数が、予想より弱い結果となるも、4月30日-5月1日開催分のFOMC議事録で、「政策金利をより長期に高水準での維持が望ましい」との見解で一致していたほか、「数人の当局者は必要ならさらなる引き締めに意欲」などタカ派な意見が目立ったことで、米長期金利が上昇、ドル買いが優勢となった。
ドル円は、156.81までじり高、ユーロドルは1.0817まで売りに押され、ポンドドルは、強い英4月消費者物価指数を背景に、1.2762まで反発後1.2700まで売りに押されたが、対ユーロでの買いが支え、このレンジでの上下の動きに留まった。尚、ユーロポンドは0.8504まで下落。また、スナク英首相が、議会下院を解散して、7月4日に総選挙を実施すると表明したが、反応は限られた。
一方クロス円では、ユーロ円は169.38まで下落、ポンド円は198.88から199.51での上下の動きに留まったが、オージー円が103.49、NZD円は95.25、カナダ円は114.33まで利食いに押された。