昨晩の海外(2024/05/21)

昨晩の海外市場は、主だった経済指標の発表のない中、米10年物国債利回りが、4.406%から4.455%まで上昇、円の軟調、ドルの堅調な動きが優勢となった。尚、カザークス・ラトビア中銀総裁は、「6月のECB理事会で利下げが開始される見込み」、ブロードベント英中銀副総裁は、「夏の間に政策金利が引き下げられる可能性がある」、ボスティック・アトランタ連銀総裁は「インフレ目標の2%に到達すると確信できるまで、まだ時間がかかる」、バーFRB副議長は、「第1四半期のインフレには失望、金融緩和に必要な確信をもたらさなかった」、ジェファーソンFRB副議長は、「今年後半には個人消費の伸びが鈍化すると予想」、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁は、「インフレ率が2%に向けて低下していることをまだ確信せず」、メスター・クリーブランド連銀総裁は、「インフレ率が持続的に2%に向かうかどうかを判断するには、インフレに関するより多くの証拠を集める必要」と述べた。
 ドル円は、156.30までじり高、ユーロドルは、1.0884から1.0854まで売りの押されたが、ポンドドルは、対ユーロでの買いもあって、1.2690から1.2726まで反発、ユーロポンドは0.8541まで低下した。
 一方クロス円では、ユーロ円が169.78、ポンド円は198.65、カナダ円は114.84まで反発も、オージー円は103.92まで利食いに押されたが、NZD円は、対豪ドルでの買いに支えられ、95.55から95.07で揉み合った。尚AUD/NZDは、1.0916まで値を下げた。