昨晩は、大きな材料のない中、ドル売りが優勢となった。本日は注目の米雇用統計の発表が控えており、結果次第では荒れた動きとなるか注意しておきたい。
経済指標としては、日本の1月全世帯家計調査、1月国際収支、1月景気先行一致指数・速報値と2月景気ウオッチャー調査、独1月鉱工業生産と生産者物価指数、仏1月国際収支、ユーロ圏第4四半期GDP・確定値、加2月雇用統計と第4四半期設備稼働率、米2月雇用統計などが発表される。
注目はやはり米雇用統計となるが、ADP全米雇用報告が弱かったことで、一定の弱さは織り込みの範囲。逆に強い結果がサプライズとなる可能性は留意しておきたい。
また、バイデン米大統領の一般教書演説の内容が、日本時間昼頃出てくる。あまり影響がなさそうが、一応富裕層や法人税の増税が示唆される可能性が残っており、こういった面が株価に悪影響を与える可能性は留意しておきたい。
その他週末を控えたポジション調整の動き、米国のつなぎ予算の期限を迎えて、審議が混乱するなら注意となる。
戦略としては、ドル円は、150.89まで反発後のじり高から、147.58まで調整を強めている。押し目では買いが入り易いが、ただ、戻りではやれやれの売りが出易くなりそうだ。下値は147.58をストップに、押し目買い。割れても145.90割れをストップに買い直しとなる。上値は、149.10-35が押さえると弱く、買いは利食いで、売り狙い。超えるなら止めても、150.23-57をストップ、更に超えても150.85-89をストップに売り狙い。
ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0695まで広げる形もこれが維持して1.0949まで再反発。ただ、上値追いは厳しく、上値は1.0949が押さえると買いは利食い、売りは1.0996-98をストップに検討される。超えても1.1085、1.1139や1.1150越えを順次ストップに売り直しとなる。下値は、1.0868を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買い下がっても、割れるなら止めて、1.0840をストップ、更には1.0790-97割れ、1.0762や1.0732割れをストップに順次慎重に買い場探しとなる。
ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2518まで拡大も、これを維持してて1.2811まで再反発。上値は、1.2811-28が押さえると買いは利食いや売り狙い。超えても1.2885や1.2996越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.2720-40が維持されると売りは利食い優先で、買いは1.2672-90をストップに買い下がり。割れるなら止めて1.2579-97をストップに買い下がり。更には1.2518-36、1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、 上値を163.72で抑えられて、下落が160.56まで拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期はこれをストップに押し目買い。割れても160.38をストップ、割れるなら止めて160.00前後から159円ミドル方向と買い下がって、ストップは158.90割れとなる。上値は、162円ミドルが押さえると買いは利食い優先で、売りは163円まで慎重に売り上がって、ストップは163.52や163.72越え。超えても164.30をストッに売場探し。
ポンド円は、上値を191.33で抑えられて、下落が188.24まで拡大。押し目ではこれを前に売りは利食いや買い場探し。割れるなら止めて、187.86-90、186.85割れをストップに買い直し。上値は、190円前後が押さえると買いは利食いや売り狙い。売りは190.70をストップに売り上がり。超えても191.20-33、191.50や192円越えをストップに売場探し。
豪ドル円は、上値を99.06まで拡大も、更なる展開とならず、上値は、98.22が押さえると買いは利食いで、売りは98.56-63をストップに売り狙い。超えても99.06、99.50や100円越えをストップ、更には101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、97.07-44を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、96.40-80ゾーンまで買い下がって、ストップは96.20割れ。割れても95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、下値を88.64で維持して93.46でまで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、91.83が押さえると買いは利食い優先。超えても92.95-15をストップに売り狙い。更には93.36、94.03をストップに売り直しとなる。下値は、90.95前に下げ渋りでは、売りは利食いや買い狙い。割れるなら止めて90円ミドルから90円まで買い下がって、このストップは89.77割れとなる。