今日の裏読み、表読み(2024/02/28)

昨晩もドル自体は保合の動きが続いており、当面手掛かり難が続きそう。一方円相場に関しては、軟調が続いているが、株価の調整などがあれば、リスクオフの動きが広がるリスクが残っている。また、円相場は落ちる時はゆっくりだが、上昇するときのスピードが速くなることも留意しておきたい。
 金融政策としては、NZ準備銀行が政策金利を公表する。
 一部に利上げ期待が出ているようで、その場合サプライズとなるが、一方で据え置きの場合、失望の動きもありそうだ。どうなるかは不透明も、声明で強いトーンが出ると、NZドルの下値を支えそうだ。
 経済指標としては、豪1月消費者物価指数と建設工事完了額、日12月景気先行指数・改定値、トルコ1月貿易収支、ユーロ圏2月消費者信頼感・経済信頼感、加第4四半期経常収支、米国では、1月卸売・小売在庫、第4四半期GDPと個人消費・改定値などが発表される。
 注目としては、豪1月消費者物価指数は結果の強弱次第、ユーロ圏2月消費者信頼感・経済信頼感の影響は限られそう。米第4四半期GDPと個人消費は、良好が想定されるが、改定値であり影響はそう大きく出ない見通し。

 戦略としては、ドル円は、150.89まで反発後も下値を149.48が支え、上値再トライの状況。151円のサイコロジカルが上値を抑えるか焦点となるが、慎重に151.50や151.95越えをストップに売場を探したい。ただ、下値は既に150.02-08が維持されるとショートは買い戻し優先。買いはできれば149.48をストップとして、押し目買いで臨みたい。また割れるケースでは、148.93割れをストップとして買い直し。更には割れても148円ミドルから買い下がって、このストップは147.93割れまたは、147.63割れ。更に割れてもストップを深めの145.90において、値幅を取って買い下がる形を想定したい。
 ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0695まで広げる形もこれが維持される形。上値は、1.0889-98が押さえると買いは利食いや売り狙い。超えても1.0933、1.0996-98、1.1085、1.1139や1.1150越えを順次ストップに売り直しとなる。下値は、1.0790-03が維持されると売りは利食いや買い狙い。割れるなら止めて、ストップを1.0762、1.0732割れとして買い直し。更に割れても1.0695、1.0656、1.0613、1.0448割れをストップに順次慎重に買い場探しとなる。 
 ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2518まで拡大も現状は維持される形。上値は、1.2700-10が押さえると買いは利食いや売り狙い。超えて1.2773-86、1.2828、1.2885や1.2996越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.2649-60が維持されると売りは利食いも、割れるなら1.2579-11を前に下げ渋りでの利食いや買い下がり。割れるなら止めて1.2518-36をストップに買い直し。更に割れても1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに買い場探しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、 163.72まで上値を拡大。引き続き上値を追いは避けたい。上値は163.72が押さえると買いは利食いで、売りは164.30をストップに売場探し。下値は、162.57-89を前に下げ渋りでは、売りは利食いや買いも、割れるなら止めて161.95、161.48をストップとして買い直し、割れても160.91、160.38をストップ、更には160.00前後から159円ミドル方向と買い下がって、ストップは158.90割れとなる。
 ポンド円は、191.33まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は、191.33が押さえると買いは利食いで、売りは191.50や192円越えをストップに売場探し。下値は、190.34-37が維持されると売りは利食いで、買いは189.86割れをストップ、割れても188.73-91、187.86-90割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を99.06まで拡大も、更なる展開とならず、上値は99.06が押さえるとか買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めても、99.50や100円越えをストップ、更には101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、98.00-21が維持されると売りは利食いで、買いは97.84-90割れをストップ、割れても97.07-32割れをストップに買い直し。更には96.40-80ゾーンと買い下がって、ストップは96.20割れ。割れても95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、下値を88.64で維持して93.46でまで上値を拡大。上値は、93.36や94.03を前に上げ渋りでは買いは利食いや、これをストップに売り狙い。下値は、92.59が維持されると売りは利食い。買いは92.15-35をストップ、更に割れても91.84-98、91.40-45と買い下がって、91.26や91円割れをストップ、割れても90円ミドルから90円まで買い下がって、このストップは89.77割れとなる。