昨晩の海外(2024/02/16)

昨晩の海外市場は、米1月小売売上高や鉱工業生産が、予想を下回ったことで、ドル売りが優勢となった。米10年物国債利回りは、4.190%まで一時低下も、週間新規失業保険申請件数、2月NY連銀製造業景気指数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数は、予想より強く、4.255%まで反発、ドル売りも限られた。尚、ブレイナードNEC委員長は、「米国経済は客観的に見てとても良い」、ウォラーFRB理事は、「ドルが準備通貨としての地位を失うとは思わない」と述べている。
 ドル円は、149.57まで下落後150.25まで反発、ユーロドルは、ラガルドECB総裁「インフレが上昇する可能性が残されているため、早急な決断は避けたい」やナーゲル独連銀総裁が、「早過ぎる利下げは、遅過ぎるより悪いことを歴史が示唆」と早期の利下げに否定的な見解を示したこともあって1.0785まで反発、ポンドドルは1.2600まで買い戻された。
 一方クロス円は、堅調な株価を背景に、ユーロ円が160.92から161.65まで上昇、ポンド円は187.90まで下落後189.01、オージー円は97.86、NZD円は91.85、カナダ円は111.39まで反発した。