今日の裏読み、表読み(2024/02/01)

昨晩はFOMCの結果を受けて、ドルが上下するも、引き続き大きな方向感は出てない。日替わり的な展開が続いていることは、留意しておきたい。
 金融政策としては、英中銀が政策金利を公表、据え置きが想定されており、これは織り込みの範囲も、議事録での投票するの推移が焦点。前回一致の据え置きまたは、利下げ票が見えた場合、ポンドの売り要因となることは、注目したい。
 経済指標としては、豪第4四半期輸入物価指数、12月住宅建設・着工許可件数、中1月財新製造業PMI、トルコ1月製造業PMI、スイス1月製造業PMI、ユーロ圏各国の1月製造業PMI・改定値、ユーロ圏12月消費者物価指数・速報値と失業率、英1月製造業PMIの改定値、米国では、第4四半期非農業部門労働生産性と単位労働コスト・速報値、週間新規失業保険申請件数、1月製造業PMI・改定値、1月ISM製造業景況指数と12月建設支出などが発表される。
 注目としては、各国のPMIの格差が一定相場に影響を与えるが、確報でもあり総じて反応は限られそう。ユーロ圏12月消費者物価指数・速報値は、強弱が見えた場合、一定の動きを示しそう。米国では、週間新規失業保険申請件数と1月ISM製造業景況指数が焦点となるが、雇用は弱い方がリスクも、ISMは、下げ止まりが見えるとドルに買い戻しもありそうだ。
 
 戦略としては、ドル円は、上値は、147.93-34を前に上げ渋りでは、利食いや売り狙い。売りは越えるなら止めて、再度148.70-80ゾーン越えをストップに売り直し。更には149.67-75、150.00や150.78越えをストップに売り直し場を探したい。一方下値は、146.30-40を前に、下げ止まりでは利食いで、買いは146.10-20と買い下がって、ストップは146円割れ。割れて145.58、144.36、143.65や143.42を順次ストップとして、押し目買いとなるが、こういった下落では、反発があれば、しっかりと利食って置くのが無難となりそうだ。 
 ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0795まで拡大。押し目は買っても、1.0795を割れるなら止めて、再度1.0723、1.0656割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.0865を前に上げ渋りでは利食いで、売りは1.0865を越えるなら止めて、再度1.0933をストップに売場探し。超えても1.0996-98、1.1085、1.1139や1.1150越えをストップに売り直しとなる。
 ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2597まで拡大も、現状はこれが下値を守る形。下値は、1.2638-40を前に、下げ止まりでは利食いや買い下がりも、割れるなら止めて、再度1.2597をストップに買い直し。更には1.2500割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.2751-75を前に上げ渋りでは利食いで、売ってもストップは1.2786越え。超えても1.2828、1.2885や1.2996越えをストップに売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、 161.86まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、160.34を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えて160.93-17をストップ、更には161.72-86の売りは162.25越えをストップ。下値は、158.54が維持されると、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、再度157.73、157.20、156.64などを順次ストップに、買い下がってみる形となるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。 
 ポンド円も、188.94まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、187.60を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、188.56を前に上げ渋りでは、利食いや売り狙い。売りのストップは188.91-94越え。下値は、185.81-96が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、184.95。184.38、182.75割れをストップの順次買い直しを検討したい。
 豪ドル円は、反発が97.89まで拡大も、上値が抑えられる形。上値は、97.39-70を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えて97.89-98.11ゾーン、98.55-59をストップに順次売り場探し。下値は、96.15を前に下げ渋りでは、利食いや買い狙い。割れるなら止めて95.85、95.48、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、下値を88.64で維持して90.99まで上値を再拡大も、上値が押さえられる形。上値は90.81-99を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても91.08や91.52をストップに順次売り場探し。下値は、89.69-75を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、89.00、88.47-64、87.68-85ゾーン割れをストップに順次買い直しとなる。