今日の裏読み、表読み(2024/01/30)

昨晩は、一時のドル買いも、更なる展開とならず、引き続きドルの日替わり的な展開が続いている。また、明日には注目の米FOMCの結果が公表されることで、本日も様子見ムードは残りそうだ。
 経済指標としては、日本の12月失業率・有効求人倍率、豪12月小売売上高、仏第4四半期GDP・速報値、スイス12月貿易収支と1月KOF景気先行指数、独第4四半期GDP・速報値、英12月消費者信用残高と住宅ローン貸付額・承認件数、ユーロ圏1月消費者・経済信頼感と第4四半期GDP・速報値、メキシコ第4四半期GDP・速報値、米国では、11月月次住宅価格指数とS&P/ケース・シラー住宅価格指数、1月コンファレンスボードの消費者信頼感指数、12月雇用動態調査、1月ダラス連銀・サービス売上高指数などが発表される。
 注目としては、欧州圏の第4四半期GDPとなるが、予想は弱いか、横ばいが想定されている。予想比次第の動きも、大分弱い結果が織り込まれていることは注意しておきたい。また、米国では、住宅指標や消費者信頼感指数、12月雇用動態調査が焦点となるが、特に雇用に関しては、徐々に弱まっていることは、留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、若干揉み合い気味。146.66と148.80の次のブレイクが焦点となりそうだが、一応この中心が147.73となることで、これを中心に動くなら揉み合い、支えるなら堅調が続きそうだ。上値は、148.09-34を前に上げ渋りでは、利食いや売り狙い。148.70-80ゾーン越えがストップとなるが、超えても再度149.67-75、150.00や150.78越えをストップに売り直し場を探したい。一方下値は、147.03-26が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、再度146.66をストップに買い直し、更に割れても146.28、145.58、144.36、143.65や143.42を順次ストップとして、押し目買いとなるが、こういった下落では、反発があれば、しっかりと利食って置くのが無難となりそうだ。 
 ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0796まで拡大。突っ込み売りは出来ず、押し目は買っても、1.0796を割れるなら止めて、再度1.0723、1.0656割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.0850が押さえると利食いで、売りは1.0933をストップに売場探し。超えても1.0996-98、1.1085、1.1139や1.1150越えをストップに売り直しとなる。
 ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2597まで拡大も、現状はこれが下値を守る形。下値は、1.2638-50を前に、下げ止まりでは利食いや買い下がりも、割れるなら止めて、再度1.2597をストップに買い直し。更には1.2500割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.2759-75を前に上げ渋りでは利食いで、売ってもストップは1.2786越え。超えても1.2828、1.2885や1.2996越えをストップに売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、 161.86まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、140.93-17を前に上げ渋りでは、利食いや売り狙い。超えるなら止めて、161.72-86を前に、上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは162.25越えをストップ。下値は、159.24-42が維持されると買っても、割れるなら止めて、再度158.54、157.73、157.20、156.64などを順次ストップに、買い下がってみる形となるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。 
 ポンド円も、188.94まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、188.56を前に上げ渋りでは、利食いや売り狙い。売りのストップは188.91-94越え。下値は、187.12が維持されると売りは利食いで、買ってもストップは、186.86-187.12ゾーン割れ。更に割れても185.81-88、184.95。184.38、182.75割れをストップの順次買い直しを検討したい。
 豪ドル円は、反発が97.89まで拡大も、上値が抑えられる形。上値は、97.89-98.11ゾーンを前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても98.55-59をストップに順次売り場探し。下値は、96.90を前に下げ渋りでは利食いや買い狙い。買いは割れるなら止めて、再度96.59-65を前に、下げ渋りでは利食いや買い直し、更には96.15、95.85、95.48、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、下値を88.64で維持して90.99まで上値を再拡大も、上値が押さえられる形。上値は90.81-99を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても91.08や91.52をストップに順次売り場探し。下値は、90.02を前に下げ渋りでは、利食いも割れるなら89.69-75を前に利食いで、買い下がりも割れるなら止めて、再度ストップを89.00、88.47-64、87.68-85ゾーン割れをストップに順次買い直しとなる。