今日の裏読み、表読み(2023/12/18)

今週は、今年の最後のイベント週を終了して、既にクリスマス休暇を控えた展開となりそう。ただ、円相場は、今年最後の日銀金融政策を控えて、荒れた動きが想定されることは、留意しておきたい。
 今日の経済指標としては、独12月ifo企業景況感指数、加11月新築住宅価格指数、米12月NAHB住宅市場指数、NZ11月貿易収支などが発表される。
 注目としては、独12月ifo企業景況感指数が焦点。強弱次第でユーロ相場に一定の動きがあるか注意しておきたい。
 要人発言としては、ECB隔年会議におけるECB要人の発言が続く。先週のECB理事会で、早期の利下げ思惑が覆される形となったが、再び思惑を呼び起こすような発言には、注目しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、140.97まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期はこれが維持されると買いから入る形。割れるケースでは、140円割れをストップに買い直しを検討したい。上値は、142.47が押さえると利食いとなるが、超えるケースからは142.91-28を前に上げ渋りでの利食いや、これをストップに売り狙い。超えても144円や145円方向への反発では売り場探しで、この場合のストップは146.00越えや146.59越えとなるが、こういった上昇では、その直前の下値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。 
 ユーロドルは、1.1009まで再反発も、上値を抑えられる形。下値は、ストップを1.0880や1.0864割れとして買い下がり。割れても1.0800-30での買い直しで、このストップは1.0767-73割れ。更には1.0723-42をストップに買い場探しとなる。上値は、1.1009を前に、上げ渋りでは利食いや売り狙いで、ストップは1.1009-17越えとなる。
 ポンドドルも下値を1.2501で維持して、1.2795まで反発も、上値を押さえられ形。上値は1.2795を前に、上げ渋りでは利食いや売り狙い。下値は、1.26ミドルの維持では利食いや買いも、ストップは1.2609-12割れ。割れても1.2535-75ゾーンを買い下がって、ストップは1.2500割れとなる。ただ、こういった下落では、それ以前の高値が押さえると利食い優先となる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、 157.69まで反発も上値を抑えられる形。下値は153.14-85をストップに押し目買いから、反発では157.49-69を前に上げ渋りでは、利食い優先で、売りもこれをストップ。超えても158.38-58まで売り場探しで、ストップは159.12や159.44越えとなる、
 ポンド円は、反発も184.33が押さえる形。下値は178.33が維持されるとこれをストップに押し目買いから入って、上値は、181.75が押さえると利食いで、売りもこれをストップ、超えても売り場を探して、ストップは183.15越え。超えても184.33、更には185.07、186.07-34などをストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食いを優先したい。
 豪ドル円は、反発が96.15で抑えられる形。上値は95.67や96.15をストップに利食いや売り狙い。超えても97.18をストップに売り直しとなる。下値は94.57が維持されると利食い優先で、この位置を前に買っても割れるなら止めて、再度93.73割れをストップに買い直しとなる。
 NZD円は、反発が89.66でCapされており、戻りがあればこれをストップに売り狙い。超えても90.06や90.91をストップに売場探しとなる。下値は87.68-71の戻り安値が維持されると利食いで、買いもこれをストップに検討される。ただ、割れるケースからは調整が87円まで広がる可能性が残っていることは注意だが、この場合の買いは、86.79割れをストップに検討したい。