昨晩は、ドル売り、円買いが優勢となったが、大きな材料と言う訳ではなく、月末を睨んだポジション調整の可能性も高く、引き続き追いかけるのは避けて置きたい。
金融政策としては、NZ準備銀行が政策金利を公表する。予想は据え置きだが、直近NZドルが上昇を強めており、ある程度利上げ期待を織り込んでいる可能性が高く、据え置きの場合の失望の動きには注意しておきたい。
豪10月消費者物価指数、仏第3四半期非農業部門雇用者数・改定値、スウェーデン第3四半期GDP、英10月消費者信用残高と住宅ローン貸付額・承認件数、ユーロ圏11月消費者信頼感・確定値と経済信頼感、独11月消費者物価指数・速報値、加第3四半期経常収支、米国では、MBA住宅ローン申請指数、10月卸売在庫・小売在庫、10月企業収益、第3四半期GDPと個人消費・改定値、ベージュブックなどが公表される。
豪10月消費者物価指数や独11月消費者物価指数などは、強弱次第で相場に動きがありそう。ただ、注目は米第3四半期GDPと個人消費で、特に第3四半期の米GDPは、想定外に強い結果をみせたこともあり、下方修正リスクに注意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後、147.15まで値を下げたが、これが維持するも反発は重い。上値は148円が押さえると買いは利食いや売り狙い。超えても148.70-84、149.08-13、149.71-75が押さえると、それぞれをストップ圏に売り狙い。下値は、直近安値圏となる147.15-33が維持されると利食いも、割れると日足の雲の下限も割れることとなり、調整が深まりそう。その場合は147円割れから慎重に利食い場や買い場を探すが、ストップは145.91割れとなることで、146円まで値幅を取って買い下がる形となる。ただ、こういった買いの利食いは、反発や上げ渋りでは、しっかりと利食っておきたい。
ユーロドルは、1.1009まで上値を拡大。ただ、上値追いは厳しく、早期はこれをストップ、または、1.1065をストップに売場探し。ターゲットは、1.0960前後の維持では利食い優先で、買っても、ストップは、1.0925-35割れ。更には1.0887-95、1.0852や1.0825をストップに買い場探しとなるが、ただ、こういった買いのターゲットは、直前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2725まで上値を拡大。ただ、上値追いは厳しく、早期はこれをストップ、または1.2746をストップに慎重に売り場探し。ターゲットは、1.26ミドルが維持されると利食いで、この位置から買い下がって、ストップは1.2595-00ゾーン割れ。割れるケースからは、1.2523-47を前に下げ止まりでは利食いや買い狙い。買いは割れるなら止めて、1.2450割れをストップに買い直し。更に1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れとなるが、こういった下落では、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円では、ユーロ円は、再反発するも163.72が上値を押さえており、引き続き反発では162.94越え、超えても163.72や164.31をストップに売り狙い。下値は、161.93が維持されると利食いや買い狙いも、割れるなら161.25割れをストップに、買い場探しとなるが、こういった下落では、反発が限定されるなら、利食いを優先しながら対応したい。
ポンド円は、188.67まで上値を拡大も更なる展開とならず、反発ではこれをストップに売場探し。ターゲットは、187円前後の維持では利食いや買い狙いとなるが、割れるなら買いは止めて、186.21-44が維持されると利食いや買いもこれをストップ、更には185.64や184.47をストップに買い下がる形。ただ、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
豪ドル円は、98.59から調整を96.84で維持して、98.55まで再反発も更なる展開とならず、上値は98.55-59をストップに売場探し。ターゲットは、97.82が維持されると利食い、買いは維持を見て対応も、割れるなら止めて、再度97.56-67をストップに買い場探し。割れても96.83や96.04-37割れをストップに買い直しとなる。
NZD円は、再度91.20に迫る上昇も、更なる展開とならず、上値は91.03-20をストップに売り狙い。ターゲットは、90.00-28が維持されると利食いで、割れても89.50まで利食いや買い下がりで、ストップは89.19や88.93割れとなるが、こういった買いのターゲットは、その前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。