今日の裏読み、表読み

今週は、米国のGDP・改定値や個人消費、ISM製造業景況指数など、米経済を見る上で重要な指標はあるが、総じて月末を睨んだフローの展開が中心の相場となりそうだ。
 本日の経済指標としては、日本の10月企業向けサービス価格指数、中国10月工業企業利益、仏10月失業者数、英10月CBI小売売上高調査、米国では、10月新築住宅販売件数と11月ダラス連銀製造業業況指数などが発表される。
 大きな材料はなく、影響は限られるが、今週も米国債の入札がスタートする。一旦上げ止まった米長期金利の動向が最大のカギとなりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後、147.15まで値を下げたが、これが維持される形。次のこの上下のブレイクまでは、揉み合いを想定して対応したい。上値は149.71-75が押さえると売り狙い。超えるケースからは、150.00、150.77、151.43、151.91と順次戻り高値をストップに売り直し場を探したい。下値は、149.20が維持されると利食いで、割れても148.80-89の維持では利食い、買いもこれをストップ、また割れるケースでは、148.59、148.00、更には147.15割れを順次ストップに買い下がりとなる。売りも買いも、それぞれ上げ渋りや下げ渋りでは、利食いを優先しながら対応したい。 
 ユーロドルは、1.0965まで上値を拡大も、上値を抑えられる形。上値は、1.0949-65が押さえるとこれをストップに売り狙い。ターゲットは、1.0887-95が維持されると利食いで、割れるケースでは、は1.0852や1.0825をストップに買い場探し。また、もし、1.0825を割れても、1.0800前後から慎重に値幅を置いて買い下がって、このストップはできれば深めの1.0693割れ。ただ、こういった買いのターゲットは、直前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。
 ポンドドルは、1.2616まで上値を拡大。上値は、これをストップに慎重に売り場探し。ターゲットは、1.2523-47が維持されると利食いで、割れても1.2450割れをストップに買い狙い。更に割れるなら1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れ。または1.23まで利食い&買い場を探して、ストップは1.2265割れ。また割れても1.2187をストップの買い直しとなるが、こういった下落では、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。 
 一方クロス円では、ユーロ円が、164.31で上値を抑えられて、調整が161.25を維持する形。上値は、163.65越えや164.31をストップに売り場探し。下値は、162.48-77ゾーンが維持されると利食いで、割れるケースでは、162.10を前に、利食いや買い狙い。割れるなら止めて、再度161.25割れをストップに、買い場探しとなるが、こういった下落では、反発が限定されるなら、利食いを優先しながら対応したい。 
 ポンド円は、188.67まで上値を拡大。早期はこれが押さえるなら売り狙いも、ターゲットは、187.65-00が維持されると利食いで、買いは187.34まで買い下がって、このストップは187.10割れ。割れるケースでは、186.21-44が維持されると買いもこれをストップ、更には185.64や184.47をストップに買い下がる形。ただ、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
 豪ドル円は、98.59から調整を96.84で維持して再反発も、上値追いは厳しく、98.55-59をストップに売場探し。ターゲットは、97.95-99が維持されると利食い、買いは維持を見て対応も、割れるなら止めて、再度97.56-67をストップに買い場探し。割れても96.83や96.04-37割れをストップに買い直しとなる。NZD円は、再度91.20に迫る上昇も、上値追いは避けたい。早期はこれを水トップに売り狙い。ターゲットは、90.35-38が維持されると利食いで、割れても90円前後、89.50まで利食いや買い下がりで、ストップは89.19や88.93割れとなるが、こういった買いのターゲットは、その前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。