
消費者物価指数
11月14日(火)、10月の消費者物価指数が発表されました。予想前年同月比+3.3%に対し結果は+3.2%でした。

(出典:セントルイスFRB)
消費者物価指数が改善した主因はガソリン価格が前月比-5.0%下落したことです。いまもガソリン価格は下落中ですので11月の消費者物価指数もガソリン価格の下落に助けられることはほぼ間違いないでしょう。
一方、食品価格は家庭で消費する食品価格が前月比+0.3%、外食の食品価格が前月比+0.4%と未だ上昇しています。
住居費は前月比+0.3%、交通費は前月比+0.8%、医療費は前月比+0.3%でした。
なおコア指数は予想前年同月比+4.1%に対し結果+4.0%でした。
株式市場への含蓄
今回の消費者物価指数の発表は連邦準備制度理事会(FRB)のインフレ退治の努力がハッキリと成果を上げていることを示しています。
従ってこれまでの市場予想通り、「利上げ打ち止め」はホンモノだと思います。
さらにCME FedWatchによれば、トレーダーたちは来年3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが行われる可能性を織り込み始めています。現時点ではその確率は30%程度です。
もう利上げが無いということは安心して株式を買い進んでOKということを意味します。これから年末にかけて株式市場は好調でしょう。
いまは強気のスタンスを堅持すべきだと思います。