今週は、米国の物価指数や小売売上高、米国の債務上限問題などが焦点となるが、加えて米英欧で金融イベントが多く、要人発言にも大きな注意が必要となる。
本日の経済指標としては、日本の10月国内企業物価指数、英10月ライトブーム住宅価格、トルコ9月経常収支などが発表されるが、大きな材料はなく、明日の米CPIの発表を控えて様子見ムードが中心となりそうだ。
その他米長期金利や株価の動向を睨んだ対応となりそうだ。
戦略としては、ドル円は、151.72で上値を押さえれるも、調整を149.16で維持して再反発。ただ、上値追いは厳しく、引き続き上値は151.72をストップに、ここからの上昇では売場を探すか、ただ、151.95の昨年の高値を超えた場合、大きくストップ・ロスが出る可能性。また神田財務官が、「円買い介入にスタンバイ」と発言した位置にあることで、円買い介入が入る可能性もリスクとして考慮しておきたい。従って、安全なら152円台で慎重に値幅を取って売場探し。ストップは153円越えで対応したい。ターゲットは、介入があった場合は4-5円の下落を想定して利食いや買い狙いとなるが、もし、介入がない場合は、151円前後から150.70-85が維持されるとショートは利食い、割れても150.25-29、149.50-00ゾーンまで利食いまたは買い下がって、このストップは149.16や148.71-81割れとなる。ただ、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
ユーロドルは、下値を1.0448で維持して1.0756まで反発も更なる展開とならず、下値は1.0660が維持されると買っても、割れるなら止める形。割れるケースでは、ストップを1.0591割れとして買い下がり、更に割れても、1.0483-17ゾーン割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.0726、超えても1.0756を前に上げ渋りでは利食いや、これをストップに売り狙いとなる。
ポンドドルは、1.2429まで反発も更なる展開とならず、上値は1.2309をストップ、超えても1.2429をストップに利食いや売り狙い。下値は1.2187が維持されると利食いや買いも、割れるなら止めて、ストップを1.2070-96ゾーンにおいて、買い下がり場を探すが、こういった下落では反発ではしっかりと利食いながらの対応となる。
一方クロス円も介入がない前提では、ユーロ円は161.95まで今年の高値を更新。ただ、上値追いは出来ず、引き続き162.00や162.50越えをストップに慎重に売り狙い。ターゲットは、161.35の維持では利食い、割れても161円前後から利食いや買い下がりで、これは160.43割れをストップ、更に割れても160.08-11では買い場探しで、このストップは159.60割れ。更に割れても159.07割れをストップ買い場探しとなるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。
ポンド円は、185.97まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は、引き続き185.90-07ゾーンをストップに、慎重に売り場探し。ターゲットは、184.45-55の維持では利食いも、割れるなら184円前後から買い戻しや183円までは買い下がり場を探して、このストップは182.73割れとなる。また更に割れても182.00-50での買い狙いで、180.77-94ゾーンをストップに、慎重に買い下がってみたい。
豪ドル円は、97.59まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は97.00-10をストップ、超えても97.59ストップに売場探し。ターゲットは、96円前後の維持では買い戻しや買いも、このストップは95.50割れ。更に割れてもストップを94.68-85ゾーン割れや94.25をストップに買い直しとなるが、こうった買いの場合反発があれば、しっかりと利食いながら対応したい。NZD円は、下落を86.79-83で維持して、89.87まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は89.87をストップ、超えても90.00-21ゾーンをストップに売場探し。ターゲットは、88.93の維持では買い戻し、割れるケースからは、88円ミドルと利食い優先で、買いはこういった位置から88円と買い下がって、ストップは87.95や87.56割れ。ただ、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。