金曜日の海外市場は、注目の米10月雇用統計で、失業率が3.9%と予想の3.8%より悪化、非農業部門雇用者数が、前月比+15.0万人と予想の+18.0万人を下回り、更に9月分が3.9万人下方修正、加えて10月ISM非製造業景況指数が、予想を下回ったことで、米10年物国債利回りが4.4798%まで低下、ドル売りが優勢となった。また、NY株価3指数が大きく上昇したことで、リスク志向の動きも強まった。尚バーキン・リッチモンド連銀総裁は、「雇用統計で圧力が弱まったのは歓迎すべきこと」、「FRBは次回の利上げ決定までにさらに多くのデータを見極める必要がある」、ボスティック・アトランタ連銀総裁は、「雇用統計の数字に満足」、「8-10カ月間は金利を維持する可能性がある」と発言している。
ドル円は、149.21まで売りに押され、ユーロドルが1.0747、ポンドドルは、1.2390まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円は160.41、ポンド円は185.03、オージー円は97.33、NZD円は89.58まで上昇、カナダ円は、弱い加10月雇用統計を受けて、109.51から109.01まで売りに押された。